清原 勝児選手 (慶應義塾)

清原 勝児

球歴:慶應義塾

都道府県:神奈川

ポジション:三塁手

投打:右 / 右

学年:3 年

センバツで聞きたい慶応義塾「4番・清原」のアナウンス

 打席で投手を見つめる視線の鋭さは父親譲りに思えた。慶応義塾(神奈川)の背番号5、清原 勝児内野手は、プロ野球の西武、巨人などで活躍した清原和博氏の次男。昨年秋の関東大会で打席に立った姿は、大物の素材を感じさせた。  関東大会では3試合すべてで三塁手でスタメン出場したが、10打数2安打と満足のいく結果は残せなかった。チームは4強に駒を進めたが、清原自身にとっては不満の残る結果だろう。しかし、初戦の常磐大高戦で2ランを放って見せるなど、大器の片鱗は見せた。この打撃を持続していくことができるかどうかが、今後のカギとなりそうだ。  ややクローズドスタンス気味に構えて、グリップは右耳後方に引いて構える。父のような腕を伸ばして大きく構える形ではないが、ふところの大きさを感じさせる。スイングには鋭さがあり、スピードで勝負するタイプだろう。トップからインパクトまで手首が少し入り気味になり詰まり気味になっているのが気になる。インパクトまで最短距離でバットが出せるようになれるかどうかだろう。父親の特徴でもあった右手の押しも弱い印象だった。  課題はたくさんあるだろうが、パワーを秘めたスイングであることは間違いない。チームは今センバツに選出されるのは確実視されている。この冬でどこまで成長できるか。ここまでの打順は6、7番当たりだったが、クリーンアップに座る実力はあるだけに、「4番・清原」のアナウンスを甲子園で聞きたいものだ。
更新日時:2023.01.13

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