笠松 子龍選手 (神島)

笠松 子龍

球歴:神島

都道府県:和歌山

ポジション:投手

投打:右 / 左

学年:卒業

レポートより抜粋>  神島のエース・笠松子龍(3年)は生まれつき左手の手のひらがなく、指が短いというハンデを抱えている。右投手ではあるが、左利き用のグラブを使用し、投球後に素早く右手にグラブを着用する。大リーグでノーヒットノーランを達成したジム・アボットを彷彿させる投手だ。  投手としての実力は十分で、この日は最速130キロをマーク。「3人いる投手の中では一番安定している」と中瀬学監督の信頼も厚い。  打撃では左打席に立ち、左袖のアンダーシャツを右手で巻き付けてバットを握っている。この日は無安打だったが、練習試合では本塁打を打ったこともあり、「4番を打てるくらい凄い打球を打ちます」と中瀬監督は太鼓判を押す。  小学3年生から本格的に野球を始めたが、「困ったりしたことはないです」と実力でエースを勝ち取った。しかし、この日は2本塁打を浴びるなど、9失点で7回コールド負け。「けっこう打たれたりして、自分の責任かなと思いました」と肩を落とした。  卒業後は就職する予定で、本格的な野球は夏の大会が最後となる。目標は甲子園にと語る右腕のラストサマーに注目だ。
更新日時:2021.05.10

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