田中 裕貴選手 (芝)

田中 裕貴

球歴:

都道府県:東京

ポジション:投手

投打:左 / 左

身長:187.0 cm

体重:72.0 kg

学年:卒業

寸評

 188/87 の堂々とした骨太の体格から、非常に重くて勢いのあるボールを投げ込んで来る大型左腕。2014年度の東京都を代表するサウスポーで、将来性抜群の素材だといえよう。   (第一印象)    球速表示こそ130キロ~中盤ぐらいだが、体感速度としては5キロは速く感じさせる勢いがあります。こういった投手は、私の経験上近い将来その球速に追いついて来るので、将来は140キロを連発するような投手になる可能性も充分あると考えられます。    (投球内容)    この重さと勢いを兼ね備えたストレートを中心に、カーブ・スライダーを織り交ぜます。ボールが全体的に高いのと、イチ・ニ・サンのタイミングで投げ下ろして来るので、打者としては意外に合わせやすいようです。対戦相手だった江戸川高校の打者達が、綺麗に振りぬいていたのは気になります。大型ですが、クィックは1.2秒弱と基準以上ですし、フィールディングの動きもまずまず。けして緩慢なところがないところに、この選手の高い将来性を感じます。    <長所>    腕を強く鋭く振れる上、ボールにも体重が乗せられており、打者の手元までボールの勢い・球威が衰えません。けして上半身主導なフォームではなく、下半身が使えていることにも好感。    お尻も比較的に三塁側(左投手の場合は)に落とせていますし、振り下ろす腕の角度にも無理はありません。そういった意味では、故障の可能性は少ないのではないのでしょうか。    <課題>    グラブがしっかり体の近くで抱えきれておらず、両サイドの投げ分けに影響。足の甲での地面への押し付けも浅く、ボールが上吊りやすい要因を作ります。やはりこの選手の最大の課題は、コントロールにあると言えるでしょう。
更新日時:2014.07.19

将来の可能性

ぜひ本格的な野球環境や指導者の元、上のレベルの野球を経験して欲しいと期待します。更に球速・技術を進化させてゆくことができたら、大学を卒業する頃にはドラフト候補としてプロから注目されるはず。東大野球部で神宮でプレーすることが夢だという彼が、これからどんなパフォーマンスを見せてくれるのか目が離せそうもありません。
更新日時:2014.07.19

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