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三塚 琉生
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三塚 琉生(桐生第一)

都道府県:
高校:
学年:
2023 年卒
ポジション:
投手・外野手
投打:
左/左
球速:
144 km
回転数:
2400 rpm
身長:
182 cm
体重:
88 kg
データ最終更新日:2023年1月24日

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育成選手とは思えない…。ファンの評価急上昇中の巨人育成6位の三塚 琉生(桐生第一)は大化けなるか




 巨人育成6位の三塚 琉生外野手(桐生第一出身)の評価が高い。高校通算31本塁打の長打力があり、潜在能力はドラフト上位指名を受けたスラッガーと何ら変わらない。
 
(打撃)
 スクエアスタンスでグリップの位置は低く、バットを立てて構えている。投手の足が降りたところから始動を仕掛けていき、右足を高々と上げてタイミングを取り、真っ直ぐ踏み込んで打ちに行く。タイミングのとり方は、同じ群馬の前橋育英出身、中央大・皆川 岳飛外野手(1年)を参考にしたようで、以前よりも無理のない打ち方となっている。

 トップでは真っ直ぐ引いていきながら、トップを形成。グリップの位置を見ると、体の奥側に入りすぎず、球を待つことができている。そのため、スイング軌道がスムーズになり、インコースの捌きや、速い球の対応も可能になる。

 インパクトまで無駄のないスイングで、踏み込んだ足が崩れることなく、目線の位置もブレないため、的確に球を捉えることができる。フルスイングしながら、コンタクト能力が高いのも、大事なところを押さえているからだといえる。

 高校時代、木製バットとコンポジットバットを使って、打撃練習をしていた。「ミート力を高めるために使用していた」というが、そういう積み重ねも打撃技術の向上につながった。

 これまでスラッガーを見てきたが、三塚の打撃技術、飛距離、打球速度の速さは、例年、ドラフト上位指名を受けてきた逸材と比較しても負けていない。昨年5月、三塚の取材で見た打撃練習は、阪神に入団した前川 右京外野手(智辯学園出身)の高校時代に引けを取らないと思った。自主トレで、三塚の評価が急上昇しているのは、その能力の高さがしっかりと評価されているからだろう。

(守備・走塁)
 三塚の評価が落ちたのは夏の大会前の負傷の影響が大きい。打撃面は特に問題がなかったが、守備、走塁に大きな影響が出て、普通ならば処理できる飛球にも苦労していた。恐らく試合に出場できる状態ではなく、「執念」でプレーをしていた。

 ケガもなかった春でのパフォーマンスは申し分なかった。打球に対する反応もよく、打球に追いつくまでのスピードも悪くない。何より最速144キロを計測する抜群の強肩がある。足が完治した時の守備力は高校生として上級で、今後は守備面もアピールしてほしい。

 持っているポテンシャルの高さは一級品。本指名されてもおかしくない選手ではあるが、育成枠のスタートで、支配下登録されるには、相当打たないといけない。まずは3軍で格の違いを見せつつ、2軍での出場機会をつかみ、そこでも大器の片鱗を見せる打撃を見せてほしい。自主トレで見せるワクワク感をシーズンも継続できるか。

 守備、走塁の意識、身体能力も高く、首脳陣からすれば使いやすい選手。花開けばNPBでも2ケタ本塁打を狙えるポテンシャルはあるだけに、ロマンを見せることを期待したい。

情報提供・文:2023.01.24  河嶋 宗一

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