阪口 樂 (岐阜第一)
阪口 樂
- 都道府県:
- 岐阜
- 高校:
- 岐阜第一
- 学年:
- 3年
- ポジション:
- 投手・一塁手・三塁手・外野手
- 投打:
- 右/左
- 身長:
- 187cm
- 体重:
- 90kg
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- 寸評
ドラフト雑誌、ドラフトサイトでもスラッガーとしてはかなり人気が高いのが岐阜第一のスラッガー・阪口樂(うた)だ。昨年、加藤翼の剛速球をとらえ、特大本塁打を放ち、大きく話題となった選手だ。大谷翔平二世と呼ばれるが、ますます似てきている。
(打撃)
スタンスはスクエアスタンス。グリップは肩の位置に置いて背筋を伸ばしてバランス良く構えることができている。
確かに多くの方々が絶賛するスラッガーで、本塁打になった時の飛距離はとてつもないものがある。ただ本人は飛距離、本塁打ということにはこだわっておらず、あくまで確率重視。無駄な力みが抜けており、トップに入ってからインサイドアウトで振りぬく姿は「柔らかい」と表現できる。
阪口自身、柔らかさというのは大事にしており、中学時代まではどっしりと構えていたのだが、高校のレベルに対応するには、キレの良いスイング、動作を求めた結果、現在の打撃スタイルにいきついた。
だから打席から外れると、田所監督、コーチとスイング動作、タイミングの取り方を念入りに確認をしている。非常にこだわりの強さがうかがえるのだ。
ヒットの延長がホームランということにこだわっている選手だと実感させられた。
(投手・守備)
投手としては最速143キロを誇る阪口。187センチの長身から振り下ろす威力抜群のストレートは魅力的。指がかかった時は糸を引くように捕手ミットに収まり、キレのある縦系のスライダーの勢いもよい。
三塁・一塁・外野を守っていたが、三塁の動きは卒がなく、深い位置からでもダイレクトで届く強肩は魅力的。三塁守備がより磨かれ、しっかりと守れる姿がアピールできるとぐっと評価は上がるのではないか。- 将来の可能性
- これまでスラッガータイプの選手たちの試合や練習をみてきたが、ボールをとらえる能力、木製バットでも使いこなす技術、飛距離、スケールの大きさを見ても、世代トップクラスの選手であることは間違いない。今年の左打者ならば前川右京、森川倫太郎と同じくらいの衝撃とスケール感がある。
阪口はこの2人と違うのは投手をやっているため、絶対的な強肩があること。動きも硬さがない。早くも多数の球団から注目を浴びているが、十分に理解できる。
この1年でどれだけ実績を積み重ねるか楽しみだ。 - 情報提供:2021.03.12
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