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浅野 翔吾
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浅野 翔吾(高松商)

都道府県:
高校:
学年:
2023 年卒
ポジション:
外野手
投打:
右/両
身長:
170 cm
体重:
86 kg
データ最終更新日:2022年10月13日

選手能力値

野手能力
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S
パワー
S
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なぜ浅野翔吾は巨人1位に相応しい選手なのか?能力、スター性を徹底分析!




 今年の高校生No.1プレーヤーに名前が挙がるのは高松商(香川)の浅野 翔吾外野手(3年)ではないだろうか。高校通算68本塁打を放ち、高校生トップレベルの打撃技術と対応力の高さを誇る逸材。巨人がすでに1位指名を公表しているが、巨人の環境に相応しい逸材だといえる。


【なぜ巨人1位指名に相応しいか】

 巨人は近年、ドラフト1位に投手を指名してきた。上位下位関係なく投手が出てくる環境にあるが、野手の中核メンバーはなかなか出てこない。主力となるのは坂本 勇人内野手(光星学院出身)、岡本 和真内野手(智辯学園出身)など、「ドラ1野手」である。


 坂本、岡本もいずれも甲子園を経験しているが、浅野も甲子園で計4本塁打をマークしている。大きな注目を集める中で甲子園で期待通りの豪打を見せたこともポイントが高い。巨人に求められる選手は一定の能力はもちろんだが、大舞台でも動じずにプレーができるマインドだと考えている。浅野は能力、マインドともに備わった選手といえるだろう。


そんな浅野の打撃を見ていく。


 スクエアスタンスでトップを高く置いた構えで、すり足気味のステップから左足を踏み出した時、踏み出し幅が狭く、腰や両足を絞るような動作でスイングに入っているのが特徴だ。大きく踏み出して振るスイングを行う打者もいるなか、独特の打撃フォームをしている。


トップの時に立ち遅れもなく、グリップが体の奥に入りすぎないため、振り出しが滑らかで、速球、変化球に対しても、対応ができる。


内角もしっかりと捌くことができる。外角に対しても、体が開くことなく、140キロ後半の速球に対応ができており、木製バットでもかなりの打席数を与えれば、多くの本塁打を量産できる可能性を感じさせた。


(走塁)


 浅野は脚力もある。今夏の甲子園での近江(滋賀)戦での二塁打時の二塁到達タイムは8.00秒と右打者としてはかなり速い。塁間タイムも4.00秒前後とこれもトップレベルだ。走れる野手として存在感を示してほしい。


(守備)

気になったのは守備面である。動きなど、守備範囲、ポジショニングを見ると、センターを担えるレベルではなく、この点はプロでかなり鍛え込まれるだろう。脚力は標準以上のレベルに達しているだけに、1、2年で別人のような形で守れるようになりたい。

将来の可能性

 スラッガーを獲りたい球団ならば、真っ先に指名したいと思わせる選手。巨人が1位指名を公表したのは、将来のスラッガー枠として育てたい思いがあったのだろう。毎年、多くのスラッガーが出てくるが、これほどの長打力、対応力を兼ね備えたスラッガーはそうはいない。抜群の脚力を持ち、大舞台にも強い。171センチと小柄だが、「化け物」の選手だ。プロ1年目は2軍ということになりそうだが、打率、本塁打、打点ともに上位を狙える可能性を秘めた選手だろう。高卒2、3年目から1軍で本領を発揮できるのではないか。


 ドラフト前の期待通り、球界を代表するスラッガーへ成長することを期待したい。

情報提供・文:2022.10.20  河嶋 宗一

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