床枝 魁斗選手 (修徳)

床枝 魁斗

球歴:修徳

都道府県:東京

ポジション:内野手

投打:右 / 右

身長:178.0 cm

体重:84.0 kg

学年:卒業

レポートより抜粋>  勝利した修徳のエース・床枝は評判通りの投球だったといえる。180センチ85キロのがっちりした体格は大学生と見間違えてしまうような風格だが、その体格を目いっぱい使って力強いボールが次々とミットに収まる。その真っすぐに的を絞れば、キレのあるスライダーが混ざり、タイミングが合わない。力投派投手として城西大城西打線の前に立ちふさがり、被安打4、奪三振15、失点0と好投した。  投球フォームを見ていくと、セットポジションからゆったりとしたところから、右腕を振り下ろし、角度のある力強い速球を投げ込んでくる。重心移動も長く、なかなか身体が開かないため、出所が少し見にくく、急にボールが出てくるような印象を受ける。  そうした点を踏まえて床枝に関しては城西大城西の渡邉 寮主将は「ピンチの時でも冷静に投げてくる。打席の中で見ても伸びのあるボールを投げていて、テンポ良かった」と感じ取っている。  では、投げている床枝本人はどういったことを常に意識しているのか。  「僕の中で調子がいい時は下半身主導のフォームになっています。逆に調子が悪いと頭から突っ込んで低めに叩きつけるボール球が増えますので、どれだけ軸足にタメを作ったうえで重心移動をして上半身と連動させるか。ここがポイントです。あとは少し投げ急いでしまうところがあるので、ゆっくりと動くことでタメを作ると同時に自分のテンポを作れるように意識はしています」  また中盤以降は変化球も増やし、上手く躱している印象もあった。そこに関して床枝は「序盤はストレートで押しましたが、次第に狙われて打たれだしたので、スライダーを増やしました」とコメント。非常に巧みな投球で城西大城西打線を封じ込めたが、一方で「フォームが安定せずにボールが抜けてしまいましたし、相手に助けられたところもあります。自分もチームももっと強くなって、シード校と勝負したいです」と課題も口にする。  荒井監督も、「本当のエースになりつつありますが、もう1つ、2つレベルを上げないと上のステージでは難しいと本人も私も感じています」と話しており、現状には満足していない。2回戦以降も投球が楽しみだ。
更新日時:2021.04.05

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です