秃 保成選手 (尼崎小田)

秃 保成

球歴:尼崎小田

都道府県:兵庫

ポジション:投手

投打:右 / 右

学年:卒業

短評

観戦レポートより抜粋(2015年7月15日)  立ち上がり、三者凡退に切り抜けた禿。ワインドアップから振り下ろす最速138キロのストレートは角度があり、120キロ前後のスライダー、フォーク、110キロ台のカーブ、変化球の精度が実に良い。これは神戸国際大附が苦しむかと思われた。  禿はコントロール重視の投球で立ち直りを見せていた。5回二死一塁から4番谷本 進太郎(3年)が高めに入った抜け球を見逃さず豪快な2ラン!禿はカーブはブレーキが効いており、フォークもしっかりと落ちて、ストレートだけの投手ではないところを見せていたが、たまに浮くボールを神戸国際大附打線は見逃さなかった。  とはいえ、好投手であることは間違いない。  大きく振りかぶったときの背中の反り具合が素晴らしく、背筋の強さがうかがえる。左足を胸元まで高々と上げていきながら、下半身主導のフォームは土台が良く、さらに体ができれば、スピードは格段に速くなることが考えられ、何より変化球の精度が高く、次のステージでうまくステップアップできれば脚光を浴びる存在となりそうだ。
更新日時:2015.07.18

短評

 将来性溢れる期待の逸材。尼崎小田は昨秋は秋優勝の神戸国際大附相手に2対4と惜敗しただけにリベンジを果たしたい思いは強い。それこそ禿(かむろ)はリベンジに燃えているだろう。  大きくワインドアップから振り下ろす最速143キロの角度ある直球は見栄えするものがあり、将来的には常時140キロ台・最速145キロも期待できる本格派右腕。しっかりと腕が振れるので、外角にしっかりと伸びてくるストレートは絶品だ。他では落差あるフォーク、縦割れするカーブも良く、ボールの精度そのものは高いレベルに到達している。が、要所で、変化球やストレートがベルトよりに集まってくるところがあり、秋ではそれを逃さず打たれた形である。  フォームの筋が良く、振りかぶったあと、左足をあげた時のバランスの良さ、左足を曲げるようにして、勢いよく着地する。左腕のグラブを高々と掲げながら、右胸に抱え込んで、開きを抑える。そしてテイクバックを大きく取って、右ひじをしっかり上げていきながら、リリースに入ることができており、フォーム全体の流れは良い。
更新日時:2015.07.02

将来の可能性

 フォームのバランスが良く、さらにボールの精度、スピードも高いレベルに達しており、まさに好投手と呼べる投手であった。初戦は出石と対戦。勝ち進めば、神戸国際大附と対戦予定だ。秋に課題となったここぞという場面での制球力や不用意にストライクを取り入ったりする場面が見受けられたので、そこを修正しつつ、ボールの精度がさらに高まってくれば、怖い存在になるのは間違いない。
更新日時:2015.07.02

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