八方 悠介 (鹿児島城西)
八方 悠介
- 都道府県:
- 鹿児島
- 高校:
- 鹿児島城西
- 学年:
- 2021年卒
- ポジション:
- 投手
- 投打:
- 右/右
- 身長:
- 180cm
- 体重:
- 76kg
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- 寸評
- 昨秋の九州大会では最速143キロをマークし、さらに完封勝利を挙げるなど、活躍を見せる右の好投手。夏の大会になれば、最終チェックが入る投手であることは間違いない。そんな八方に迫りたい。
(投球内容)
コンパクトなテークバックから投げ込む直球は常時135キロ~138キロを計測。いわゆる切れ型の球質で、両サイドに自在に投げ分けることができる。一塁側のプレートに立って投げているのが特徴で、あまり食い込むボールが少ないのを見ると、外角へ強いボールを投げる意図が見える。
さらに空振りを奪うことができる。ただ準決勝では高めに浮くことも多くなり、痛打されることが多くなっていた。
120キロ前後のスライダーはストライクが取れるものだが、たまに不用意に入ることもあり、まだまだ攻めの甘さがみられる。
(投球フォーム)
ランナーがいなくてもセットポジションから始動する。左足を高くあげて右足の膝を適度に伸ばしてバランスよく立つことができている。非常にバランスの良い立ち方ができている。
右足を二塁方向へ送り込んでいきながら、重心を下げていき、着地を行う。軸足にしっかりと体重を乗せて、踏み出しに入ることができており、。下半身を使って投げる意識が見られる。
左腕のグラブを斜めに出して半身の態勢を作って、開きを抑えることができている。
テークバックは内回りの旋回をしていきながら、右ひじをしっかりと上げていき、打者寄りでリリースすることができる。リリース位置は低いが、肘が立ってリリースできているので、打者寄りで離すことができており、球持ちもよい。
始動から体重移動まで無駄のない投球フォーム。プロのスカウトから惹かれるような投球フォームだ。 - 将来の可能性
- 九州大会のピッチングを振り返ると、コーナーに丁寧に投げ分けて、打者を打たせて取ることができており、昨秋の公式戦では7試合、33イニングを投げて、防御率1.47と好成績を残しているのも、十分うかがえる内容だった。
この夏は高卒プロ入りを狙える投球を見せてくれるのか、注目をしていきたい。 - 情報提供・文:2019.10.24 河嶋 宗一
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