黒木 拓馬選手 (富島)
短評
観戦レポートより抜粋(2019年8月8日) 富島のエース・黒木 拓馬を紹介したい。宮崎大会では42回を投げ自責点0だった黒木拓は全国レベルの好投手だった。 左足を大きく上げて、右スリークォーターから投げ込む直球は常時130キロ中盤~130キロ後半を計測。 直球と同じ腕の振りから繰り出す120キロ前半のスライダーも打者の手元で切れており、制球力も高いものがある。 現在、150キロ台を連発している戸郷 翔征(聖心ウルスラ―巨人)の2年生時を思い出させる投球で、体ができれば、常時140キロ台を計測していてもおかしくない。 ただ本人によると、好調時では常時140キロ台は計測するそうで、ストレートが走らず、苦しい投球になったようだ。そのため黒木拓は「制球力重視でいきました」と振り返る。終盤にかけて捉えられ、7.1回を投げて、ミスが絡んで5失点。富島ナインはキレの良い動きを見せていたが、大事な場面での守備ミスが目立ち、悔しい試合運びとなった。 試合後、「まだ野球は続けます」と明言した黒木拓。体が出来上がれば、楽しみな投手だといえるだろう。
更新日時:2019.08.09