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市川 祐

市川 祐(関東一)

都道府県:
高校:
学年:
3 年
ポジション:
投手
投打:
右/右
球速:
144 km
身長:
182 cm
体重:
80 kg
データ最終更新日:2021年5月27日

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短評





 今年の東東京を代表する好投手。この時期になると140キロ中盤を超える速球を投げる投手は多い。その中で市川は直球、変化球の出し入れする技術は群を抜いている。そんな市川の真骨頂が見られた関東大会の準々決勝の日本航空戦から振り返りたい。

試合レポートから抜粋
5回裏に2点を勝ち越した後、登板した市川の安定感は抜群だった。

 「2回戦よりもボールは走っていました」と手応えを感じていように、常時135キロ〜140キロ(最速140キロ)のストレートは球速以上に勢いがあり、ストレートに強い日本航空打線から空振りを奪い、さらに120キロ後半のツーシームの割合を多めにして、スライダー、カーブ、チェンジアップを使い、狙い球を絞らせない投球。両サイドに散らせながら、緩急を使い、キレのあるストレートをより速く見せていた。左打者にはツーシームを使って芯を外し、凡打に打ち取るなど、投球術の上手さ、メンタルの安定感、制球力については今年の高校生右腕でもトップクラスだろう。

 米澤監督も「落ち着いていて、しっかりと相手を観察しながら投げていましたね」と称賛。4回を投げて無失点、無四球、3奪三振の好投で、5年ぶりのベスト4進出を決めた。米澤監督は市川の投球センスは認めつつも、さらなるステップアップを期待している。ドラフト候補として注目される市川について米澤監督もあえてこう注文をつける。

「市川は『勝てる投球』ができるようになっていますが、『勝てる投手』と『プロにいける投手』はベクトルが変わってくると思います。本人はそれが目指せる投手です」

 昨秋は踏み込み足の膝が割れる癖があり、その癖を修正するためにあえて踏み出し足の膝を突っ張らせるフォームに変更し、さらに体の回転力を生かして投げることをポイントにおいた。まだ本人からしても、米澤監督の目から見ても完成形ではない。

 夏までに時間はないが、直球は145キロ以上、平均球速140キロ以上、スライダーは130キロ以上を目指す市川。投手としてのセンスは一級品なだけに、大きく化けることを期待したい。

将来の可能性

 145キロ超えの右投手が多い高校生でもスピードの物足りなさはあるが、内外角の出し入れが絶妙で、相手を観察して投げることができるので、そのセンスはなかなか養えない。1年生の時から冷静なマウンド捌き、メンタルの安定感を高く評価されていただけに、あとはわかっていても打てない破壊力のあるストレートを夏まで身につけることが大事となる。

 米澤監督が語るように「勝てる投手」から「プロにいけるポテンシャルを発揮しつつ勝てる投手」になることを期待したい。

情報提供・文:2021.05.17  河嶋 宗一

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