市川 祐選手 (関東一-日本大)

市川 祐

球歴:関東一-日本大

都道府県:東京

ポジション:投手

投打:右 / 右

身長:184 cm

体重:89 kg

ボールスピード:144 km/h

寸評


関東一の146キロ右腕・市川祐はとてつもないパワーアップを遂げている。球速が出やすい東京ドームもあるかもしれない。なんと最速152キロ、常時140キロ後半をマークしたのだ。確かに初戦でみた攻玉社戦よりもパワーアップしている。  15日の攻玉社戦に先発した市川は3回1安打5奪三振、無失点、無四球の快投。打線も2回まで12得点を奪い、5回コールド勝ちを見せた。春の関東大会後から大きく調子を挙げた市川。関東大会では常時135キロ〜130キロ後半、最速は142キロ程度だった。  球威不足を課題に掲げた市川は3キロほどのダンベルを使った手首のトレーニングを行い、徐々に球速アップし、146キロまでに到達した。この試合では、2回まで常時140キロ〜143キロ、平均球速141.5キロと大きくパワーアップした姿を見せ、大量リードした3回表は135キロ程度ながら、スライダー、ツーシーム、フォーク、カーブを多くの球種を使う余裕が見られた。最終的には139.68キロとなったが、ほぼ力を入れたときは140キロ以上と、明らかにパワーアップした姿を見せた。さらに回転数にもこだわっており、2300回転までレベルアップした。  準決勝に登板した市川は今大会3試合目。5回戦の岩倉戦から中5日で登板。常時145キロ〜150キロの速球は150キロ前後の速球を投げるドラフト候補とひけをとらないボールを投げている。なんといってもコマンド力の高さは一級品。それでいて、スライダー、フォーク、カーブ、カットボールを操っている。 コマンド力の高さで勝負する小園健太よりも凄いと思わせるストレートが何球かあった。

 一気に今年の高校生を代表する右腕となった市川祐。果たして勝利に導くことができるのか。
更新日時:2021.08.01

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