
三浦 舞秋 (星槎国際湘南)
- (試合レポートより抜粋)
星槎国際湘南の先発・三浦 舞秋(2年)は実に嫌らしい投手だ。桐蔭学園の伊禮タイプといったところか。伊禮と違うのは時間差や間合いで勝負する伊禮と違ってフォームで打ちにくさを生んでいるというところ。
セットポジションから始動し、ゆったりと右足を上げていきながら、ゆっくりと着地を行う。ここまではゆったりとしているが、右腕のグラブを斜めに伸ばしていき、テークバックをとったときの一連の流れがスムーズで、トップに入ったとき、左ひじが隠れていて、出どころが完全に隠れている。また、トップに入ったとき、しっかりと胸を張って、上半身を旋回をさせていくので、リリースが見えにくい。高校2年生にしては完成されている投手だ。
フォームのリズムが取れているので、引っ掛けるような腕の振りもない。ストレートは常時125キロ前後と速くないが、真ん中に入ることはほとんどない。それ以上に打ちにくいのが、100キロ台を割るカーブ。さらに110キロ台のチェンジアップ、スライダーも緩やかな曲がりなので、ストレートと腕の振りがほぼ変わらず、しかも打者の手元から一気にひざ元に大きく落ちるので、横浜の打者は大苦戦。 - 情報提供・文:2019.04.14 河嶋 宗一
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