安達 壮汰選手 (桐光学園)

安達 壮汰

球歴:桐光学園

都道府県:神奈川

ポジション:一塁手, 投手

投打:左 / 左

身長:181.0 cm

体重:78.0 kg

学年:卒業

短評

観戦レポートより抜粋(2019年4月29日) 4番・安達 壮汰が外角高めの140キロのストレートをしっかりとかぶせて左越え二塁打を放つ。ストレートに対して力負けすることなく、振り切った素晴らしい打撃内容だった。軸のブレも小さく、コンタクト能力の高さは高校2年の左打者としては抜けている。 5打数3安打2打点の活躍。構えがゆったりとしていて、捻りを入れながらも無駄のないスイング軌道。とらえる瞬間の体の回転も鋭く、スラッガーとして素質も感じさせる。  安達は投げても素晴らしく、小さいテークバックから一気に振り下ろす投球フォームから繰り出す直球は常時133キロ~136キロ程度。出所は見にくく、威力があり、高低、コーナーに決まるので、打ちにくい。  120キロ近いスライダー、110キロ台のスラーブ的な変化球を織り交ぜ、7回を投げ、87球、8奪三振、2失点完投勝利で勝利を決めた。   安達の投打として非凡な素質が見えた一戦となった。
更新日時:2019.05.21

寸評

 今年、関東大会出場の原動力となった投打の柱。恵まれた体格から威力ある直球と強打を武器にする。志村ボーイズ時代はU-15代表入りした経験を持っている。桐光学園ではなかなかいないスケールと実戦力を兼ね備えた大型左腕になる可能性を秘めている。  体格の割にうまくまとまっているというか、まだ持てる力を発揮できていない様子。ストレートは目測で、130キロ~135キロ程度で、力を入れたときは130キロ後半のストレートは投げ込んでいそうな勢いはある。  高校2年生左腕としてはかなり威力あるストレートを投げ込んでおり、これほど骨格が太く、馬力も感じられる投手なので、来年の春ごろには常時140キロ中盤を期待したい投手。制球力もまずまずで、投げ分けができている。  変化球では小さく曲がるスライダーを低めに投げて、空振りを狙う投球を見せる。  走者を出しても単調な投球にならず、しっかりと自分の間合いで勝負ができている。ここが横浜打線を抑える要因だろう。 (投球フォーム)  セットポジションから始動し、右足の膝を適度に曲げて、バランス良く立つことができている。右足を伸ばしながら、グラブを上向きに伸ばしながら重心を下げて踵から着地するインステップ。テークバックの動きを見ると内回りの旋回をしながら、トップを作る。そこから振り下ろすオーバーハンド。リリースポイントも悪くない。足の上げも大きいが、今の時点では上体の反りもなく、バランス良く投げられている。そのため、適度にまとまった投球ができるのではないだろうか。今の感覚を大事にしてほしい。  一方で打撃も4番を打つように、広角に力強い打球を放つ。スタンスはスクエアスタンス。歩幅を狭め、捕手よりで構えている。グリップを肩の位置に置いて背筋を伸ばして構えている。投手の足が下りたところから始動を仕掛けていき、右足を回しこむように挙げて、タイミングを計り、インステップ気味に踏み込んで打ちに行く。トップの動きを見るとあまりひねりを入れることなく、インサイドアウトで振り抜くことができており、打撃の形は癖がなく、コンタクト力の高さが伺える打撃フォームだといえるだろう。
更新日時:2019.05.11

将来の可能性

桐光学園の投手では久しぶりに馬力も、直球の威力も感じられた左腕で、高卒プロを狙える実力を身に付けられるか注目したい逸材。関東大会では投打ともに高いパフォーマンスを発揮できるか注目したい。
更新日時:2019.05.11

短評

試合レポートから抜粋 桐光学園の先発マウンドに立ったのは、背番号1を背負う安達壮汰谷村然冨田冬馬と、1年時から桐光学園を牽引してきた二人の投手を差し置いて、この春から背番号1を背負っている左腕だ。  バットを押し込めるだけの真っすぐの強さもあり、変化球も一通り投げれる器用さも持つ。また、それでいて試合をまとめられる制球も持っており、高い総合力を武器にこれまでも安定した投球を見せてきた。  安達は、この試合でもその能力を遺憾なく発揮する。立ち上がりに特に苦労する様子も見せず、淡々とアウトカウントを重ねていく。直球を軸にして変化球で打ち取っていく、オーソドックスな組み立てではあるが一球一球の質が高いために、相洋の打者を寄せ付けない。背番号1を背負っている理由が頷ける投球を見せる。  そして、4番に座る打撃力も見どころである安達は、バットでも魅せる。  1回裏、二死二塁の場面で打席を迎えた安達は、変化球をきっちりセンター前に運んで自らのバットで先制点を挙げる。さらに3回、今度は無死満塁の場面で打席が回ると、アウトコースのストレートを逆らうことなくレフトに弾き返し、ランナー二人が生還する。 大量の援護をもらった安達は、その後も安定した投球で危なげない試合運びを見せる。  ランナーを出すことはあっても、牽制やクイック、間合いを巧みに変えるなどマウンドさばきの上手さも見せつけて、「投げるだけ、打つだけ」の選手ではないことをアピール。相洋打線に隙を見せない投球を続けた。
更新日時:2019.05.11

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