平安山 陽 （松山聖陵）
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- 寸評
- 今年の愛媛県ナンバーワン右腕。最後の夏の独自大会決勝戦では7者連続三振奪い、優勝に貢献。2年春から140キロを超え、大きな期待をかけられていた剛腕は最後の夏で覚醒した。
右スリークォーターから投げこむ直球は常時130キロ後半～140キロ前半（最速147キロ）の威力はあり、詰まらせて打ち取る投球を打ち取る投球を得意とする。空振りを奪うことができているのは、130キロ前半のツーシーム、120キロ中盤の横のスライダー。特にスライダーは打者の手元で鋭角に曲がり、高確率で空振りを奪える。
ストレートのコマンド力も高まり、威力ある140キロ中盤のストレートは高校生レベルでは打ち返せないものがある。
投球フォームを見ると、一塁側にお尻を落とし、ステップ幅が狭く、インステップ気味に着地し、内回りのテークバックをとってリリースに入る。打者よりでリリースすることができており、球持ちの良さが光る。左腕のグラブを斜めに伸ばして開きを抑え、打者よりでリリースができる。
ピッチングのレベルを見るとスライダーやツーシームを主体とする横系統の投手としては高レベルでまとまっている。将来的には150キロ以上を出せるまでに出力が大きくし、スライダーもさらに速度を変化させるなど、いろいろ工夫しながら勝負できる投手になることを期待したい。 - 情報提供・文：2020.09.22 河嶋 宗一
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