武内 未来選手 (真颯館)
寸評
まだ全国的には無名だが、福岡のライバルが恐れる投手がいる。その名が武内 未来。最速146キロのストレートの威力の高さに、福岡のライバルは「一番すごい」と語る。そんな武内は大瀬良大地に近いフォームから威力ある速球で勝負する投手だ。 (投球内容) 背筋が強く、力強い腕の振りから繰り出す速球は勢いがあり、手元で押し込むほどの球威がある。 昨秋は準決勝敗退。見つけた課題として、 「一球の重みです。一球のコントロールミスで、試合の流れが変わる事を痛感しました」と振り返る武内。 敗れた筑陽学園戦を振り返ると、ストレートや変化球が高めに入ることが多く、抜けたボールをしっかりと捉えられて痛打を許していた。 まだ変化球も鋭角な曲がりをする変化球がなく、武器になる変化球がないことが捉えられやすいことにつながっているかもしれない。 (投球フォーム) ノーワインドアップからゆったりと始動し、左足をゆったりと上げていきながら、右足の膝を適度に曲げてバランスよくたつ。左足を遊撃方向へ伸ばしていきながら重心を下げていくが、お尻から先行するフォームではなく、横回転が強いフォームなので、縦系の変化球を習得できるフォームではなく、横系統の変化球を習得する方が向いているフォームではないだろうか。 テークバックを大きくとってトップを作り、リリースに入る。左宇Dのグラブを斜めに伸ばして開きを抑えようとする意識はある。それでも打たれてしまう時というのは左半身の開きが早く、正対する状態が良いときよりも早い。 自分にとって体重が乗りやすい軸足の使い方、力強く腕が振れる形。そしてそれが実現できる筋力トレーニングなど様々なことに追求してほしい。
更新日時:2019.03.14
将来の可能性
力強い腕の振りから投げ込むストレートは絶品で、持っているものも素晴らしいものがある。ただ激戦区の福岡を勝ち抜くにはこれは打てないと思わせる投球レベルが必要。本人は150キロを目指す心づもりは悪くない。 あとは段階を追って隙の無いピッチングを求めてほしい。それができる素質は十分にある。
更新日時:2019.03.14
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