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小林 樹斗
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小林 樹斗(智辯和歌山)

都道府県:
高校:
学年:
2021 年卒
ポジション:
投手
投打:
右/右
身長:
181 cm
体重:
78 kg
データ最終更新日:2019年8月17日

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寸評



ドラフト4位とは思えないぐらいポテンシャルを持った投手といえば、智辯和歌山からドラフト4位で広島東洋カープ入りした小林 樹斗だろう。今、キャンプで152キロをマークし、評価急上昇中のようだ。

 最速151キロの速球、140キロ近いカットボール、フォークボールで圧倒する速球派右腕だ。マウンドに上がるたびにワクワクさせられる。ぜひ大成功してほしいと思っている。そんな小林について迫っていきたい。

 最後の夏の甲子園では、最速151キロ・平均球速146.86キロと高校生としてトップレベルの平均球速を出したように、そのストレートの勢いは別格のものがある。

 そして小林のもう1つの武器は130キロ後半のカットボールだろう。膨らみが小さく、右打者の外角へしっかりと曲がるキレの良いスライダーとなっている。

 さらには120キロ台のスライダー、130キロ台のスプリットも交える。

 このスプリットがもう少し打者の近くで変化するようになれば、もっと三振を奪えるものになるのではないだろうか。

 (投球フォーム)
ランナーがいないところからでもセットポジションから始動する。左足を勢いよく上げていき、右足の膝を適度に伸ばしてバランス良くたつことが出来ている。

 左足を遊撃方向へ伸ばしていきながら、重心を下げる時、小林も前田健太や徳山壮磨のような左足を「ル」の字のようなステップをして勢いを与え、右肘を折りたたむようなテークバックをして右肘を一気に上げ、リリースに入る。

 小林のフォームを流しでみると、脱力感がありながら、体全体を効率よく使い、躍動感も伝わる。しっかりと速球を投げられる投球フォームとなっている。

将来の可能性

 ドラフト4位だが昨年の高校生投手ではフォーム、投手としてのセンス、球質は一番好みという方もいるのではないだろうか。個人的にはボールの質、ストレートの勢い、変化球の精度など総合力については、問高橋宏斗が一番だと思うが、小林もここ一番に決まるストレートの勢いは高橋に匹敵するほどで、フォームの一連の流れは高橋よりは好みである。

 これほどの投手が4位まで残るのだから、昨年のドラフトは36人以内にどれだけ人材がいたのかが分かる。

 実力や期待値としては例年の高卒ドラ1投手並に期待していいだろう。

 高卒3年目以内には先発・中継ぎ、どちらか同じポジションで任されてもおかしくない。ぜひ大成をさせてほしい。

情報提供・文:2021.02.11  河嶋 宗一

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