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卒業生
伊藤 諒介

伊藤 諒介(神港学園)

都道府県:
高校:
学年:
2011 年卒
ポジション:
三塁手
投打:
右/左
身長:
171 cm
体重:
66 kg
データ最終更新日:2010年11月2日

寸評

選抜までの通算本塁打は、61本。巨人を始め多くのスカウト達も注目していたスラッガーそれが、伊藤 諒介だ。伊藤は、選抜緒戦の高知高校戦でも、我々の度肝を抜く本塁打を放ち、その片鱗を示してくれた。選抜のあともホームランを量産し続け、あの中田翔の持つ高校通算本塁打を塗り替える期待すらされている選手です。

上背こそ170センチソコソコだが、足がぶっとく下半身の筋力は図抜けている。またそのスイングは凄まじく、選抜組ではダントツのヘッドスピードと迫力のあるスイングの持ち主。このスイングをみれば、高校通算60本塁打以上放っていることは疑いようのない事実であり、球場の大きさ・金属バットの恩恵など無縁の打者であることがわかる。

(守備・走塁面)

一塁までの塁間は、4.4秒強と、左打者としては基準である4.2秒を大きく下回る脚力持ち主。実際秋の成績も、36試合で8盗塁と全く動けないわけではないが、足を売りにするタイプではない。

ただ収穫だったのは、三塁手としての最初の一歩目の判断力・打球への反応に優れていた点だ。三塁手にもっと も必要な打球への反応のみならず、キャッチング・スローイングも悪くない。特に地肩も強く、上のレベルでも三塁を担って行ける素材だろう。そういった守備面で足を引っ張ることがないのがわかったのは、この大会での大きな収穫だった。

(打撃内容)

物凄いスイングを実現できる筋力の持ち主で、このスイングで狙っているのはみんなライトスタンドではないかと言うスタンドプレーヤー。いつも、こういうスタイルで野球をやっているような選手なので、全くチームプレーや状況に応じた打撃などができなそうもないところは評価の別れるところだが、プロと言う世界は、圧倒的な資質が求められる世界。中途半端にチーム打撃に徹する高校生など、私はプロ向きではないと考える。体格・粗さに関係なく、高校生がこれだけのスイングができ、打球をかっ飛ばせるところを、あえて評価してみたい。

将来の可能性

 体格如何に関係なく、これだけのスイングができるのは才能です。またプロレベルでも通用しそうな、三塁手としての適正がある点も見逃せません。ただ技術的には癖が強く、まだまだ粗いです。また将来的には、プレーの意識を根本的に変えて行かないと行けませんので、そういった人間的な幅を秘めているのかが、一つ見極めるポイントになりそうです。

私が観る限り、確かに細かい部分を気にするタイプには見えません。しかしながら素振りの時には、身体を絶対に開かないように足下に注意を払っております。またアウトになるのがわかっていても、一塁まで勢いを緩めようとしない野球への真摯な姿勢も垣間見られます。守備でもボールをきっちり丁寧に捕球しようとしますし、一見スタンドプレーヤーにも見えるタイプですが、これは今の環境で彼が求められているものを出そうとしているからだと判断いたしました。そのためプロと言う環境の中では、また彼の違う側面が期待できる人間的な幅や技術的な土台はあるのではないかと私は観ております。そのため上のレベルにまざれば、必要に応じた変化も期待できるのではないのでしょうか。

ただ個人的には、こういった選手こそ、アマではなくプロが育成すべき素材だと思います。下位指名から育成枠レベルの素材と言うのが現状の評価になりますが、夏まで追ってみたいと思わせてくれる選手でした。あえてこの時代に、中途半端に陥らない打撃ができる、これまた一つの個性であり、一部の許された者のみができる特権です。中途半端なレベルで、バランスの取れている選手などプロは入りません。まだまだ高校生ですし、あえて彼の個性を才能として評価したいと思います!あの南海・ダイエー・オリックスで40歳過ぎまで活躍した「不惑の大砲」門田博光の再来かもしれません。

情報提供・文:2010.05.24  PN 蔵建て男
  • 2010 年 5 月

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