短評
コラムから抜粋
神戸中央シニア時代から有名な左腕で、1年からベンチ入り。しかし故障などもあり、最後の夏は未登板に終わった。それでも滋賀大会では彼の投球を見ようと、スカウトが球場に足を運んでいた。ベールに包まれた左腕がようやく登場した。しかし無情にも雨により、雨天練習場での登板。それでも潜在能力の高さを発揮した。
投球フォームは実に綺麗で、右足を挙げてから、テークバック、リリースに入るまでの一連の動きが連動性があり、ストレートの勢いは140キロ前後の速球を投げていた投手と比較していても負けていなかったといえる。まだ高めに浮くところはあるが、コーナーに決まったときのストレートは素晴らしいものがある。
スライダーの切れ味は素晴らしく、
土田龍空(
近江)から三振を奪うなど、能力の高さを発揮してくれた。本当に甲子園で投げる姿を見てみたい投手だった。
更新日時:2020.09.16