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小深田 大地
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小深田 大地(履正社)

都道府県:
高校:
学年:
2021 年卒
ポジション:
三塁手
投打:
右/左
身長:
177 cm
体重:
86 kg
データ最終更新日:2018年11月17日

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寸評

 毎年逸材打者揃いの履正社の中で一番評価なのが小深田大地だ。順調にいけば、高卒プロを狙える素質を持った逸材だといえるだろう。
(打撃)
メカニズムを見ると、安田 尚憲を思い出させる選手。安田はフォームを崩して、詰まった打球になることが多かったが、小深田は大体の打席でしっかりととらえた打球が多い。飛距離だけではなく、打球速度はすさまじいものがある。

 スクエアスタンスで構え、グリップを肩の位置においてバットを立てて構えている。投手の足が着地する寸前に始動を仕掛けるスタイル。すり足気味にタイミングをとる。その後、、深くバックスイングをとりながら、トップを形成。インパクトまで左ひじを折りたたむようにスイングを行う。内回りのスイング軌道でボールをとらえることができており、とらえた瞬間を見てもへその前にボールをとらえることができており、非常に良いポイントでボールをとらえることができている。
 踏み出した右足の動きを見ても、割れができていて、体の突っ込みが少ない。そのため多くの安打を見ると、内角、外角や高め、低めに対応し、さらにタイミングを外しにいった変化球にもしっかりと対応。

 本塁打だけではなく、左中間へ鋭い打球を飛ばすことができており、全く隙が見られない。マン振りタイプで、タイミングの取り方が上手く、打撃の幅の広さを感じる。来田 涼斗明石商)と比較すると、対応力は上回っており、そして本塁打を量産できるスイングをしているため、打者として来田より評価しているスカウトもいてもおかしくない。

(守備・走塁)
三塁守備はまだステップはややゆったりしているが、安田と比べるとばたつかずに打球を処理することができており、肩も抜群に強い。十分ドラフト候補になりうる守備力は秘めている。

ただ足はウリにできるタイムではない。二塁打は8秒台、三塁打も12秒台になっているのを見ると、やはり打撃でアピールしないといけないタイプだろう。

将来の可能性

 高い技術と分厚い下半身からもたらす長打力、対応力は超高校級。現場を行くと来田涼斗の人気は素晴らしいが、小深田が来田より劣るところが見当たらない。

 ただ足を売りにできないところがネックとはいえ、それを補うほどの勝負強さ、打撃、強肩を生かした三塁守備がある。木製バットの順応も早いタイプと感じるので、高卒プロを狙える選手だろう。

 この1年の公式戦でどんなパフォーマンスを見せていくのか。チームの優勝だけではなく、自身の野球人生を切り開く選抜にしていきたい。

情報提供・文:2020.02.01  河嶋 宗一

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