短評

背番号3をつけた投手で、将来的には140キロ後半を投げられそうなポテンシャルを秘めた投手。まず投球内容について迫ると、まず右上手から投げ込む直球は常時130キロ～130キロ中盤を計測。体格が良いこと、体の使い方を見ると、縦の回転を使って投げる投手で、骨格も太い。経験上、こういう投手は20歳前後で大人の肉体になるにつれて、球速が速くなっていくタイプ。
　130キロ前半でも、角度ある速球がギリギリに決まった時は思わずうならされるものがある。115キロ前後のスライダーを外角中心に集めてピッチングを展開する。
　クイックは1.25秒前後と平均的だが、しっかりと強いボールを投げることを意識しているのではないだろうか。
　セットポジションから始動し、左足をゆったりと上げていきながら、右足の膝を適度に伸ばしていきながら、しっかりと立つ。左足を遊撃方向に伸ばしていきながら、重心を下げていき、インステップ気味に踏み込んでいく。左腕のグラブを斜めに伸ばしていきながら、テークバックは大きめにとっていく。ややアーム式で、そこから真っ向から振り下ろす。縦の回転で投げられる投手で、体の力がつくと、一気に球速が上がる投手だろう。
　大きな可能性を秘めた右腕だといっていいだろう。