吉田 哲也選手 (郡山)

吉田 哲也

球歴:郡山

都道府県:福島

ポジション:投手

投打:右 / 右

学年:卒業

寸評

光南戦で登板した背番号「18」をつけた大型右腕。初めて見る投手であったが、まだ本格化していないものの、次のステージでも続けられるポテンシャルを持った投手ではないだろうか。 (投球内容)  見た目は180センチは超えていそうで、骨格も太く、大型投手と呼ぶには十分な体格をしている。  右上手から大きく振り下ろすストレートは常時130キロ~135キロ前後は計測していそうで、体格の良さもあり、ボリューム感のあるストレート。将来的には140キロ台の到達も十分に期待出来る。  変化球はスライダー、カーブ、フォークを投げる。最初は変化球が高めに浮く事が多かったが、徐々に変化球のコントロールも定まっていき、コーナーを散らせた投球で、光南打線相手に好投を見せてくれた。  クイックは1.2秒前後と標準のクイックが出来ているが、大型投手ということもあって、フィールディングの動きはまだまだ。フィールディングの動きも率なく出来るようになっていくと楽しみだ。 (投球フォーム)  180センチの体格ながら、体の近い軌道で腕を振っていく投手。ノーワインドアップから始動し、左足を高々と上げていき、右足の膝を適度に曲げていき、バランス良く立つ。左足をショート方向へ向かって伸ばしていきながら、重心を少しずつ下げていき、踵からどっしりと踏み込む投手だ。  左腕のグラブの動きをみるとぐっと高く上げている。恐らく角度を付け、胸の張りを活かして、振り下ろす狙いが見える。テークバックは内回りの回旋が出来ており、しっかりと肘を上げていき、真上から振り下ろす。上から振り下ろす。リリースに引っかかりがなく腕が振れているのは良い。まだリリースポイントが安定していないので、それが安定していくとストレートの質、コントロールも変わっていくだろう。  最後のフィニッシュでは前足に体重が乗って、腕が最後まで絡んでいる。気になったのはグラブがほどけていること。左腕で壁を作り、全身の力が連動して投げられているか疑問だ。この部分が変わってくるだけでもだいぶ効果が違ってくる。
更新日時:2012.07.30

将来の可能性

 大型ながら適度に纏まった投球が出来ており、秋に入ってからも主戦投手として期待されそうだ。次のステージでも活躍出来る可能性を秘めている投手で、志を高く持って取り組んでもらいたい投手。まずは聖光学院を破る為に目の色を変えて取り組んで、急成長を見せる事が出来るか。来年には多数のスカウトから注目されるような投手に成長することを期待したい。
更新日時:2012.07.30

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