柳本 康希 （都立片倉）
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- 短評
- 前年からレギュラーとして活躍していた俊足強肩の外野手。この選手はとにかく肩が強い。ライトから鋭い返球を投じ、ダイレクト返球を連発。その球筋の強さは高校生のレベルを超えており、大学生と比較してもそん色ない。ほかの外野手ならば、カットマンを使う位置に対し、柳本はカットマンなしで投げこんだ。
久しぶりに外野手の返球でときめく逸材だった。返球時のフォームを見ると、踏み出し脚を勢いよく踏み込んで、胸郭を使って投げている。やはり速球を投げられる投手も、強肩の外野手も胸郭の使い方がよくわかる事例である。
本人によると、遠投100メートル超で、肩には強い自信を持っている。またベースランニングも早く、1周は13秒94を計測。走る、投げるのスキルは東京都トップクラスだった。ただ木製バットの対応はまだまだ。バットに振られている感が強かった。
肉体改造に励み、けがに強い体となって、すべてにおいてレベルアップすれば、見方が一気に変わりそうな選手。マジのブレイク候補。ぜひ来春、来夏は東京都の高校野球ファンを沸かせるプレーヤーになってほしい。 - 情報提供・文：2018.11.07 河嶋 宗一
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