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卒業生
西田 明央

西田 明央(北照)

都道府県:
高校:
学年:
2011 年卒
ポジション:
捕手
投打:
右/右
身長:
178 cm
体重:
83 kg
データ最終更新日:2011年2月3日

寸評

 塁間1.75~1.8秒台前半で二塁ベースまで到達し、かつ安定した制球力を誇るスローイングは、今年の高校生のみならず、大学・社会人含めても、トップランクに位置するのは間違いない。まして打力も兼ね備えた選手であり、プロ志望届けを出したことでドラフト指名も現実味を帯びてきた。今回は、そんな北の逸材について考えてみたい。

(プレースタイル)

 元々は、どっしりと存在感のある捕手と言うよりは、動作が機敏で運動神経が勝ったタイプの捕手でした。またその割に、捕手としてのセンス・頭を使ったプレーなどが物足りない部分があり、個人的にはドラフト候補として考えることは出来なかった選手です。しかし昨秋~選抜にかけて、かなり捕手らしくなってきました。そしてこの夏は、プロを意識できるところまで成長してきました

(ディフェンス面)

 ミットを投手に向けて軽く示すタイプで「どうだ、ここに投げてみろ!」と言う感じのキャッチャーではありません。そのため、投手をガンガン引っ張って行くようなタイプではないように思えます。ただボールをグッと押し戻すような力強いキャッチングではないにせよ、ミットを捕球する時に動かさないので、審判からストライクカウントを呼び込みやすい側面はあると思います。

 またグラブを一度地面に降ろす癖はないので、次の動作への移行は早く、ワンバウンド処理などには素早く対応できます。この選手は、次の動作への移行が非常に身軽で素早いのが、最大の特徴だと言っても好いでしょう。

 以前は、全くリードの意図と言うかセンスが感じられなかったのですが、その辺は少し解消されてきました。状況に応じて投手にへの返球にも強弱を付けるなど、リード面・テンポ・気持ちのメリハリなどを意識できるようになり、視野の広がってきた点は素直に評価したいところです。

 そして彼の最大の売りが、塁間1.75~1.8秒台前半をコンスタントに投げられる高校球界屈指のスローイングにあります。その地肩もさることながら、動作への移行が素早く、そこで到達タイムを稼ぐタイプだと思います。少々無理な体勢からでも、それなりのところに投げられる制球力もあり、タイムだけでなく実戦で使えると言う総合力加味すると、恐らく2010年度組の中でも、屈指のスローイングレベルにあると言えそうです。

(ディフェンス面のまとめ)

 根本的な捕手としてのセンス・捕手としての適正などには、今でも疑問を残す部分はあるのですが、昨秋~この夏までの成長には目を見張るものがあります。少なくても、それだけの意識で野球に取り組めると言うことであり、上のレベルの指導を受けた時に、更に何処まで成長するのか楽しみです。少々身体は小さいのですが、ディフェンス面でもプロを意識できるところまで、この夏は到達したのではないのでしょうか。

(打撃内容)

 右にも左にもセンター方向にも、強い打球が打てるのが特徴です。こと対応力に関しては、ドラフト候補である又野 知弥 よりも現時点では上と見て好いでしょう。特にボールをきっちり捉えられるようになり、南北海道予選・甲子園と納得させられる打球が増えてきました。

 身体も力強く・足下もしっかり踏ん張れるようになり、「鋭さ」・「強さ」が増してきました。また右方向への打撃も可能になり、打撃の幅も広がってます。ただ「トップの形成」・ボールを捉えるまでのスイング軌道などに課題を残し、更に目線のブレなども見られるなど、ボールを的確に捉えるための技術には多くの課題を残します。

 打力に関しては、プロでやれるだけの資質はありますが、まだまだ改善点は少なくありません。また塁間を4.35~4.55秒(左打者換算で4.05~4.25秒に相当)するなど、中の上レベルの脚力はあります。ひょっとすると、将来は捕手ではなく、他のポジションで存在感を示すことになるかもしれません。

将来の可能性

 捕手としての技量を大きく伸ばすことで、プロを意識できるところまで来ました。また打撃も癖のある打撃から、幅が広がってきた点は、上のレベルを意識すると大きいです。

 あまりドラフト候補と言う臭いはしない選手なのですが、実際のプレーに関しては、それだけの力がある選手です。評価は別れる選手だとは思いますが、指名リストに名前を残してみようかなと思います。指名の有無に関わらず、今後も注目して行きたい選手です。

情報提供・文:2010.10.09  PN 蔵建て男

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