坂井 翔選手 (敦賀気比)
短評
6月の時点ではベンチ外だったが、大会直前の練習試合で、好投を見せて福井大会直前でベンチ入りした右の速球派。5試合を投げて、7イニングで1失点と優勝の原動力となり、東監督からもその働きぶりを評価された。 福井大会で144キロを計測したという速球はなかなかの威力があり、力強さがある。外角中心にストレートを強いボールを投げ込んでおり、短いイニングで押し切るものがある。 威力ある速球を投げ込むことができるのも、投球フォームの良さにある。ワインドアップから勢いよく足を上げていきながら、バランスよく立つ。左足をショート方向へ伸ばしていきながら重心を下げていき、着地を行う。左腕のグラブを斜めに伸ばしていきながら、開きを抑えていき、テークバックを見ると内回りの回旋をしていきながらトップを作り、リリースに入る、打者寄りでリリースすることができており、球持ち自体も良い、投球フォームの土台も良く、威力ある速球を投げるフォームとなっている。 諦めなかったことがこの夏の活躍につながった。また大学進学以降でもブレイクを予感させる速球投手。甲子園ではどんなピッチングを見せてくれるか、楽しみだ。
更新日時：2018.08.09