田村 啓貴選手 (向上)

田村 啓貴

球歴:向上

都道府県:神奈川

ポジション:外野手

投打:右 / 右

身長:183.0 cm

体重:74.0 kg

学年:卒業

寸評

 旧チームから中軸を担っていた選手で、この春は1番打者として出場していました。恵まれた体格の上に、高い身体能力を兼ね備えた大型外野手。 (第一印象)  高い身体能力は持っているのですが、脆さ・粗さみたいなものを感じます。当たれば打球も強烈なのですが、タイミングのとり方に課題を感じました。 (守備・走塁面)  中堅手としては、それほど動きの悪さも感じず、まずまずのレベルにあるのではないかと思います。特にセンターからの返球は強肩で、試合前練習では同校の中では際立つプレーを魅せます。  一塁までの塁間を4.4秒前後と、右打者としてはかなり速い部類。これを左打者に換算すると4.15秒に相当し、プロの基準をも上回ります。そういった意味では、身体能力では、上のレベルでも充分通用する素材だと言えるでしょう。 (打撃内容)  打球の多くが、引っ張りにかかります。そのため打てるコースは、かなり限られているように思われます。 <長所>  最大の良さは、球足の早さにあります。体が強く、それを上手く打球に伝えることができているのでしょう。  少しバットが体から離れて出てくるのですが、強烈なヘッドスピードとバットの先端であるヘッドを下げないことで、ドアスイングになるのを防げています。 <課題>  始動が遅すぎるために「間」が取れず、打てる球は限られます。読みが外れると対応できない可能性が高く、その割にボール球でも振ってしまう選球眼の悪さも気になります。  踏み込んだ足元が、早く地面から離れてしまいます。そのため右方向への打撃が厳しく、打球は引っ張り専門になっています。
更新日時:2012.05.24

将来の可能性

 始動が遅すぎることで捌ける緩急が限られ、引っ張り専門のために打てるコースが決まってしまいます。そのため極めて確率の低い打撃をしており、、脆い・粗い打撃を印象づけます。これでは、よほど得意なコースで狙いどおりこない限り、結果に結びつけるのは難しいでしょう。  せっかくの高い身体能力を活かせず、もったいない選手です。体格にも恵まれ、持っているポテンシャルは素晴らしいものがあります。180センチ台の体格に、動ける身体能力は、打撃さえ改善されればの思いは強いです。上のレベルでもやって行ける身体能力を、ぜひ生かせるプレーヤーに育って欲しいですね。
更新日時:2012.05.24

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