後藤 太一選手 (川和)

後藤 太一

球歴:川和

都道府県:神奈川

ポジション:投手

投打:左 / 左

身長:181.0 cm

体重:74.0 kg

学年:卒業

寸評

 昨夏武相戦で、公式戦初登板を果たした期待の大型左腕です。初登板にも関わらず、実に堂々とゆったりとしたフォームで投げ込んできます。球速は、125~後半ぐらいのストレートに、カーブ・スクリューなどを織り交ぜます。ストレートの勢いも悪くないですし、最終学年までに県下を代表する公立投手に育つのではないのでしょうか。 (投球フォーム)  投球フォーム・組立てなども、非常に正統派です。コントロールも適度にコースに散らせますし、カウントを整えるのには苦労しません。クィックこそ出来ませんが、牽制やフィールディングなども悪くありません。中学時代から、かなり経験が豊富な投手ではないかと思います。 <長所>  比較的お尻も三塁側に落とせるフォームですし、腕の角度にも無理は感じません。そのため体への負担も大きくなく、故障への可能性は低いのではないのでしょうか。  グラブも内に最後まで抱えられていますし、足の甲での地面への押しつけもシッカリできています。「球持ち」も悪いようには見えませんが、もっと指先の感覚を磨けば、かなり制球力の部分でも期待できそうです。まだまだ細かいコントロールはありませんが、本格派左腕でも制球も兼ね備えた投手に育つかもしれません。 <課題>  左腕にしては、少し「開き」が早くボールが見やすいように思えます。ゆったりとしたモーションなので、打者としては合わせにくい部分はありますが、球筋は早く見極められて、コースを突いた球でも踏み込んで打たれるかもしれません。  まだ上手く、ボールに体重が乗せられていません。そのため打者の手元まで、活きた球が行っているというほどではありません。せっかく本格派で押せる才能があるのですから、この部分は改善して、勢いと球威を兼ね備えたストレートを、ぜひ磨いて欲しいとおもいます。
更新日時:2012.05.10

将来の可能性

 神奈川の公立高校でも、実績のある高校です。かつては、加藤幹典(ヤクルト)投手の出身校でもあります。加藤に比べると、クセのないオーソドックスな左腕です。上手く導けば、将来加藤投手以上の存在になれる可能性は充分あると考えます。高校の間に、こちらが期待するような成長曲線を描くはわかりませんが、期待して来夏まで見守って行きたい存在でした。
更新日時:2012.05.10

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