福山 慎吾選手 (習志野)

福山 慎吾

球歴:習志野

都道府県:千葉

ポジション:外野手, 遊擊手

投打:右 / 左

身長:174.0 cm

体重:64.0 kg

学年:卒業

寸評

 1年秋からベンチ入りし、2年春にレギュラーに定着し、抜群のバットコントロールで持ち味を示してきた福山 慎吾。兄は駒沢大学で活躍する福山 亮。秋から内野手にコンバートし、今年の春季大会ではショートとして先発出場。どんな場面でもヒットにするバットコントロールの良さは健在であった。 (打撃) 集中力が高く、狙い球をしっかりと絞って、広角に打ち分ける打撃が長所。特にチャンス、追い上げる場面での一発で仕留める鋭さは習志野のレギュラーの中でも群を抜いている。 スタンスはスクエアスタンス。グリップを肩の位置に置いて膝を曲げて構えている。腰が据わっており、投手を両目で見据えてバランス良く構えることが出来ている。どの球にも対応出来る集中力を感じる。  投手の足が降りたところから始動を仕掛けていき、小さく足を上げて真っすぐ踏み込んでいく。足上げは小さいが、下ろすまでに間を取ることが出来ており、速球、変化球にしっかりと対応が出来ている。踏み込んだ足はしっかりと踏ん張ることが出来ており、外角にもしっかりと叩くことが出来ている。  トップの動きは小さい。そのため強く遠くへ運ぶのは難しいスイングをしているが、インパクトまでロスのないスイング軌道を実現しており、軸がぶれずに綺麗な回転で振り抜くことができている。始動から最後のフォロスルーまで安定した打撃フォームになっており、高度な技術がヒットを量産出来ていると言えるだろう。習志野の左打者では最も技術的にしっかりしている選手だ。 (守備・走塁) 遊撃の守備だが、率なくこなしているように見えるが、まだスピード感に欠けるところがあり、上のレベルでショートは難しく、下級生に守っていた外野手が中心になると思われる。ただ内野守備を厳しく鍛え上げる習志野の下でやっていけば、上のレベルでも内野手が出来る可能性は持っている。 脚力については正確なタイムは測る事は出来ていない。率のない走塁は見せているが、飛び抜けた走塁技術、盗塁技術を持っているかというとそうでもない。足を売りにする選手ではないようだ。
更新日時:2012.05.07

将来の可能性

打撃面の鋭さは相変わらずで、やはりここぞという時に打てる勝負強さは今の習志野にとってとても頼りになる存在だ。安定して結果を残せるのも彼の強さだ。最後の夏へ向けて習志野の課題は守備。彼も内野守備はまだ鍛え直さなければならない部分があり、攻守に隙のない選手になってほしい。 準々決勝敗退したとはいえ、やはり怖い存在である習志野。主将としてチームをまとめ上げ、隙のない試合運びが出来る強いチームにすることが出来るか注目している。
更新日時:2012.05.07

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