林 翔平選手 (日大高)

林 翔平

球歴:日大高

都道府県:神奈川

ポジション:三塁手

投打:右 / 左

身長:177.0 cm

体重:73.0 kg

学年:卒業

寸評

 2年夏の時点で、高校通算20本塁打以上を放っていた神奈川県下を代表する強打者です。昨夏の予選では、3番・三塁手として出場していました。 (第一印象)  スラッガーということでしたが、広角に打ち返す中距離ヒッターという感じが致します。 (守備・走塁面)  昨夏の時点では、三塁手としては平均的で、それほど地肩は強くなさそうに見えました。ちょっとボールが転がってくる機会も少なかったので、もう少しじっくり見てみたいとおもいますし、一冬越えてその辺がどう変わっているのか気になります。  一塁までの塁間は、少し緩めて4.45秒ぐらい。全力で走り抜けると、4.3秒ぐらいではないかと思われます。ただこのタイムは、上のレベルではけして早いタイムではありません。実際のプレーを見ていても、足を売りにするプレースタイルではないように思えます。   そうやって考えますと、守備・走塁ではそれほど光るものはなく、やはり打撃で勝負といったタイプではないのでしょうか。   (打撃内容)  左オープンスタンスで構える選手で、平均的なタイミングで始動する中距離ヒッターです。ある程度の対応力と長打力を兼ね備え、勝負強い打撃を売りにします。 <長所>  前の足を引いて、グリップの高さは平均的。腰の据わり具合・両目で前を見据える姿勢・全体のバランスも取れた好い構えです。  打撃の準備である「トップ」を作るまでは平均的で、バットの振り出しも悪くありません。特に高めの球を好み、その際にバットの先端であるヘッドが下がらずに叩けるので、高めの球を上手く叩けます。スイングを見る限り、それほどフォロースルーを上手く使うタイプではないので、体が強くシッカリ捉えた打球は飛んで行くのではないのでしょうか。 <課題>  踏み込んだ足元が、インパクトの際にブレてしまいます。「開き」を充分我慢できないので、外角の球や低めの球に対し、我慢して叩けないのが欠点でしょう。上半身と下半身のバランスの取れたスイングをすること、それが彼の最大の課題であるように思います。
更新日時:2012.05.16

将来の可能性

 打撃では、下半身の安定。守備・走力でも、もう少しアピールできる力を養わないと特徴に欠けるきらいがあります。プレーにも、もう少し貪欲さが出てくると、面白いと思います。2012年度の神奈川を代表する野手として、最後の夏の打棒爆発を期待してやみません。
更新日時:2012.05.16

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