武 拓人選手 (桐光学園)

武 拓人

球歴:桐光学園

都道府県:神奈川

ポジション:遊擊手

投打:右 / 左

身長:171.0 cm

体重:68.0 kg

学年:卒業

寸評

 1年生の頃から、強豪・桐光学園でレギュラーとして出場。三拍子バランスの取れたプレーヤーで、高い野球センスを魅せてきた。2014年度の、神奈川を代表する内野手の一人だと言えよう。   (第一印象)  小柄で、凄みよりもセンスに秀でた選手。ドラフト候補というよりは、六大学や東都などの強豪野球部で、野球を続けて行きそうなタイプ。   (守備・走塁面)    旧チームでは、2番打者として貴重なつなぎ役を。新チームでは、3番でチームの中心打者として活躍。一塁までの塁間は、4.1秒弱ぐらいで中の上レベルの脚力があります。  二塁手としては、守備範囲の広さが自慢。キャッチングも柔らかく、堅実な守備が光ります。地肩はそれほどでもないので、難しい体勢からの返球だと物足りなさを顔を出す時が。そのため遊撃手としては、少々厳しい気がします。   (打撃内容)    強烈な打球やパンチ力で魅了するのではなく、逆らわない打撃が持ち味の好打者。   <構え> ☆☆☆  前足を軽く引いて、グリップは高めに添えます。背筋をしっかり伸ばし、全体のバランスとしては平均的ですが、両目で前を見据える姿勢は悪くありません。しいていえば、打席でもう少しリラックスして構えたいところか。   <始動> 平均的  始動は、投手の重心が沈みきったあたりで動き出す平均的なタイミング。ある程度の対応力と長打力をバランスよく兼ね備えた、中距離打者・ポイントゲッターが採用するスタイルです。   <下半身> ☆☆☆    足を引き上げて、少しベース側に踏み出します。始動~着地までの「間」はある程度取れているので、速球でも変化球でもそれなりに対応。ややステップが狭いので、元来腰の回転を活かして引っ張りたいタイプ。それでも踏み込んだ足元がブレず、上手く左中間方向へはじき返す打撃も得意としています。   <上半身> ☆☆☆☆  早めに打撃の準備である「トップ」の形を作れているので、速い球にも立ち遅れません。けしてインサイドアウトのスイングではないので、少し懐にスペースがほしいタイプ。それでもバットの挿入角度はよく、大きめな弧を描いたスイングと柔らかいリストワークを活かして巧打を連発。特にバットの先端であるヘッドを立てて打てているので、打ち損じが少ないのではないのでしょうか。   <軸> ☆☆☆☆  足の上げ下げは小さく、目線は大きく動きません。体の開きも我慢出来ていますし、何より軸足に粘りがあり上体を残して流し打ちするのが特徴。
更新日時:2013.12.22

将来の可能性

 凄みはありませんが、三拍子バランスの取れたセンスの良さが光ります。今後も大学・社会人と長くアマチュア球界で、我々を楽しませてくれるような選手に育つのではないかと期待します。
更新日時:2013.12.22

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