中村 光希選手 (広島商)

中村 光希

球歴:広島商

都道府県:広島

ポジション:投手

投打:右 / 左

学年:卒業

短評

 名門・広島商を守り、この夏には最速146キロを計測した本格派右腕。手元でぐっと鋭く滑るハイレベルなスライダーを武器にする投手だ。  スライダーを武器にする投手らしく、腕の振りはスリークォーター。146キロのストレートを投げ込む投手ということもあって、140キロ前後を計測していそうな勢いがあり、将来的には150キロは計測でいそうな投手だ、  スライダーの切れ味は抜群で、内外角でストライクが取れるので、彼の引き出しを広げている。またスライダーに頼らず、カーブ、チェンジアップで目先を変えることができており、楽しみな投手といえる。  クイックは1.2秒前後と素早く、さらに元野手ということもあって、フィードバックの動きも軽快。自分で身を助ける守備ができている。 (投球フォーム)  ランナーがいなくてもセットポジションから始動する。左足を勢いよく上げていきながら真っすぐおろしていき、その後、左足を三塁方向へ伸ばしていきながら重心を下げていくがお尻が落ちるフォームではなく、どちらかというと腰の横回転が強い選手である。インステップ気味に踏みこんで腰がロックした動きになりながらも140キロを投げられる中村の動きをさらに詳しく見てみる。  胸郭をうまく使えておりさらに肩、ひじも柔らかいのでテークバックでトップに入ったときにしっかりと肘を上げることができる。リリースに入るまでの動きが速く、膝を突っ張らせながら腰を一気に回旋させる動きでボールに力を伝えて、140キロ台のストレートを生み出している。癖の強い投げ方だが、中村は速いボールを投げるために上半身を使って鋭く腕を振る動きができている。
更新日時:2018.07.27

将来の可能性

 常時140キロ台の速球、キレのあるスライダーをコントロール良く投げ分ける投球術は広島県でもトップクラスの完成度があり、投球以外の技術の高さを見ると、強豪大学でも十分期待できる力量は持ち合わせている。完成度の高さを見ると、早くから実戦登板が期待できそうだ。精神的な強さもあり、あとはレベルが高い打者との対戦の経験を得て駆け引きを学び、体作りも行ってほしい。  ぜひ次のステージでは全国舞台で活躍できる投手になることを期待したい。  
更新日時:2018.07.27

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