坂田 光優選手 (足立学園)
短評
足立学園vs早稲田の対決。この試合で注目を集めていたのが、足立学園のエース・坂田光優(3年)の投球である。高校2年の練習の時に145キロを出したが、この3年間、ケガが多く、野球に逃げたくなる時期もあったという。故障を防ぐために今年に入ってから上半身を中心に鍛えていき、172センチ87キロまでウエートアップ。また国公立大志望の坂田は学業専念のため、夏は出場しない考えもあったそうだが、コーチやOBの話し合いで夏の独自大会まで真剣に野球を取り組み、よりレベルアップすることを決めた。 そんなエースを援護するべく、足立学園は一死一、二塁から4番上田涼平の中前適時打で1点を先制。その後も連打が続き、一気に3点を先制する。 坂田は横回転気味が強いフォームから繰り出す直球は常時120キロ後半~133キロ(最速135キロ)を計測。1年生の時と比べると回転数の高いストレートは投げられるようになっている。ただ本人は「調子が悪く、自分としては思い通りのストレートは投げられませんでした」と語るように、140キロ台とは程遠い投球だったが、不調でも135キロ前後を投げられるほどの馬力を持っているのだろう。 また120キロ前後のスライダーを織り交ぜ、打たせてとる投球でゲームメイク。 その後も1点を追加し、大きな援護をもらった坂田は8回裏に1点を返されたが、坂田は7安打を打たれながらも、完投勝利。だが、坂田は自分の投球に満足していない様子だった。 「今日はコントロールが悪く、自分の思い通りの投球ができませんでしたが、それでもストライク先行の投球を心掛け、何とか打たせることができたと思います」 コロナ感染拡大の影響で活動自粛で、モチベーションは落ちた時期もあったが、今では「真剣に野球をやり、1日でも長く高校野球をやりたいという思いしかありません」と、さらに勝ち続けることを誓った坂田。 次なる相手は強豪の立正大立正だ。坂田の真価が問われる一戦となる。
更新日時:2020.09.05
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