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卒業生
澤田 圭佑

澤田 圭佑(大阪桐蔭)

都道府県:
高校:
学年:
2013 年卒
ポジション:
投手
投打:
右/左
身長:
178 cm
体重:
85 kg
データ最終更新日:2013年1月31日

寸評

 春夏連覇を果たした大阪桐蔭。主役は藤浪 晋太郎だが、激戦の大阪大会を勝ち抜き、そして大観衆を味方とする済々黌を封じたのは澤田 圭祐である。先発・抑えにフル回転し、ここ一番でベストピッチングできるメンタリティの強さは大阪桐蔭には欠かせない戦力だった。卒業後は大学進学で、大崩れしない柱となるか。
(投球内容)
ストレート 144キロ
常時135キロ~140キロ前後
スライダー 120キロ前後
カーブ 110キロ前後
縦のスライダー 125キロ前後
ツーシーム 120キロ前後
ウエートが乗った速球は常時140キロ中盤を計測。気合を入れた時のリリーフ時の速球の威力は素晴らしく、速球は圧巻。ただ先発となると、もともと空振りを奪うほどのキレ・フォームの見難さをしているわけではないので、打者からは結構合わせられやすいので、どうしても見劣りしてしまう。

 彼の良いところは投球が単調にならずに投球に工夫ができていること。変化球は曲がりの小さいスライダー、カーブ、ツーシーム、縦のスライダーを投げ込む。空振りを奪うほどの絶対的なモノはないが、打者の近いところで変化をさせて、芯を外し内野ゴロに打たせて取る投球。今のメカニズムで、140キロ後半までに速くなっても、ストレートで圧倒できることは恐らく無い。春でも指摘した通り、三振を奪うことよりも、少ない球数で、両サイドへしっかりと投げ分け、間合いを変えながら相手を打たせて取り、緩急を使ってストレートを速く見せて空振りを狙う。リリーフ時の彼は力で押す配球だが、基本はこのような配球であろう。
(フィールディング・クイックモーション)
クイックタイムは1.1秒~1.2秒前後と素早いクイックが出来ている。クイックに入ってからのコントロールも乱れないクイックができるのがこの選手の強み。セットに入ってから安定感が変わりないのは好感。二塁時の目の配り方が何パターンもあり、ランナーへの対応力は高い・フィールディングの動きも少し緩慢なところが見られた。

(投球フォーム)

 セットポジションから始動する。左足をまっすぐ挙げていき、右足の膝を適度に曲げて立つ。左足をショート方向へ伸ばしていきながら、重心を下げていき、着地する。左膝が開くのが早く、それにともなって左肩が開くのが早くなっている。ステップ幅は狭く、捻りもあまり入れないフォームなので、横系統の変化球が向いている。開きの早さと捻りが小さいフォーム。出所の見にくさはなく、合わせられやすい欠点がある。

 テークバックは小さく取っていき、内旋。トップでしっかりと肘を上げることができており、肩肘への負担は少ない。そしてリリースを見ると、打者寄りでリリースすることが出来ている。指先にしっかりと力を伝えることができており、微妙に動かす変化球を投げる器用さは持ち合わせているだろう。最後のフィニッシュではしっかりと腕を振りきって、フィニッシュを終えており、踏み込み足もしっかりと体重が乗っている。

 横のフォームで、開きが早いフォーム。球持ち・体重移動がしっかりしているフォームなので、クイックもロスなくコントロールできているのもこの点にあり、大学では実戦的な部分を意識し、打ちにくさを求めていく事が必要であろう。

将来の可能性

 勝てるチームは絶対的な主力選手だけではなく、陰ながらも力のある選手が必要になる。彼の場合、実力的には全国クラスの学校でもエースになれる投手なのに、藤浪晋太郎の存在がいて控え投手に甘んじたが、ここぞ時の場面で燃えて力を発揮できるメンタリティの強さ。投手として各種技術のレベルの高さ。高校生としてはすべてにおいてハイレベルなピッチャーであった。

 進学後は1年目から即戦力になっていくと思うが、怖いのは結構太りやすい体質なので、体のキレがなくなって、投球全体に切れがなくなってしまうこと。彼の不安点はまさにそこなので、自分の体型をしっかりとセルフコントロールし、さらに投球内容を高め、4年後はドラフト上位候補に名乗り上がる存在になることを期待したい。

情報提供・文:2013.01.31  河嶋 宗一

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