宜保 翔選手 (未来沖縄)
短評
沖縄を代表する二刀流・宜保翔。遠投117メートル、塁間自己最高3.7秒台を記録するアスリート型プレイヤーである。右投手、左投手問わず対応できるバットコントロールの高さ、本塁打を記録するパンチ力を兼ね備え、守備でも軽快なフィールディングを見せる。夏でも注目の逸材だ。
更新日時:2018.05.01
短評2
観戦レポートより抜粋(2018年4月23日) このように多くの選手が活躍を示す中、1回戦に続き出色の働きを見せたのが沖縄を代表する二刀流・宜保 翔である。宜保は1回戦に続き、準々決勝でも4打数2安打1打点3得点。試合後「練習日の昨日は相手チームの投手のタイプに合わせて練習をしてきました。また狙いにしてきた逆方向へ打つことができて良かったです。打撃の調子はだんだんあがってきています」と理詰めの結果に納得顔だった。 また、4回裏からの遊撃守備でも軽快な動きを披露。今大会は投手中心の起用だが、「自分の本職は遊撃手なので」と遊撃手としての強いこだわりをプレーで体現した。 試合中同様、準決勝への意気込みも「楽しくやりたい」と宜保。準決勝への意気込みも同じ答えだった。快進撃で強豪を下し頂点に立った沖縄県大会同様、九州大会でも台風の目となっている未来沖縄。 「初出場初優勝」の偉業へ。準決勝でもいつも通りのプレーを発揮する。
更新日時:2018.05.01
短評
観戦レポートより抜粋(2018年4月21日) 未来沖縄は投げても先発の宜保 翔(3年)が出色の働きを見せる。 宜保は2年秋まで遊撃手だったが、練習でブルペンに入ることが度々あり、そこで140キロ超えを記録していた実績を買われ、3月直前に故障したエース・新垣 龍希(3年)の代役として白羽の矢が立った右腕。沖縄県大会決勝戦の興南戦では完封勝利をあげ、さらに最速145キロを計測するなど、投手転向を言い渡した神山 昂監督をも「驚きました。ぐんぐんよくなっていきました」成長曲線をさらに伸ばしてきた。 宜保は県大会までオーバー、サイドを使い分けていたが、以後はひじの負担を考え、オーバーに専念。そして力まないよう、8割~9割の力で勝負をした結果、この試合では常時130キロ前半~143キロの速球、120キロ前後のスライダー、チェンジアップ、さらに125キロ前後のワンシームを内外角に散らし、れいめい打線を5回まで無安打に抑える完璧な内容。6回裏に先頭の川畑 幸大(3年)に三塁打を打たれたのをきっかけに、二死満塁のピンチを背負い味方のミスから2点を失ってしまうも、「無安打は途切れるものだと思っていましたし、県大会から安打は結構打たれていたので、気にせず投げようと思いました」と、7回以降も淡々と自分のピッチングに専念。また打者としても、4回に二塁打、8回にも左前安打を放ち、4打数2安打の活躍。沖縄を代表する二刀流が九州初舞台で、堂々としたパフォーマンスを発揮した。 結果、宜保は被安打2・奪三振5・失点2・119球・2失点完投勝利で、未来沖縄の九州大会初出場初勝利に貢献。試合後も「初めての相手で、最初は手探りでしたけど、打者一巡してから打者の傾向をつかめていろいろな球種を投げて抑えることができました。次の試合も楽しんでいきながら投げていきたいです」と自身の投球を冷静に振り返るクレバーさが、次戦でどのような投球内容に発展するか非常に楽しみである。
更新日時:2018.05.01
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