箕浦 康介選手 (鳥取中央育英)

箕浦 康介

球歴:鳥取中央育英

都道府県:鳥取

ポジション:投手

投打:右 / 右

身長:176.0 cm

体重:74.0 kg

学年:卒業

寸評

 昨夏は、センターなど外野を守りながら、リリーフで登板する場面が多かった。すでにコンスタントに135キロ前後のストレートを投げ込んできており、一冬超えた成長が期待される山陰期待の逸材。私が観戦できたのは、鳥取商との準決勝の1イニングのみ。そのため変化球も、チェンジアップのような球があることぐらいしか確認できませんでした。また投球の多くは、ストレートで押してきます。 (第一印象)  まだまだ荒っぽく、力みすぎて体が前に突っ込むことが少なくありません。もう少し下半身が安定してフォームのバランスも良くなれば、夏までに140キロ台の球速も期待できそうな印象を持ちました。 (長所)  膝小僧に土が着くぐらい、深く重心を沈めて投げます。そのため速球派の割に、ボールが低めに集まるのが好いところ。ただ「体重移動」のことを考えると、膝小僧に土が着いてしまうほど重心を沈ませてしまうと上手く行きませんので、もう少し重心の沈み込みを緩和した方が好いと思います。 (課題)  ボールは低めに集まることが多いのですが、グラブを最後まで抱えられないので、両サイドの制球中心にアバウトなようです。また投げ終わった後に、重心が一塁側に大きく流れます。ステップの幅が適正でないので、作り出したエネルギーの逃げ道を一塁側に求めてしまうのでしょう。この2点を改善しないと、制球は安定しないのではないのでしょうか。  体の「開き」が早いので、ボールの出所が見やすいフォーム。すなわち球筋がいち早く読まれてしまうので、コースを突いたような球でも踏み込まれて打たれてしまうケースが多いタイプ。せっかく速い球を身につけても、打者からは苦になく打ち返されてしまう可能性があります。
更新日時:2012.04.03

将来の可能性

  まだ肉体も発展途上のようですし、フォームも固まっていないように思えます。果たして一冬越えて、どのぐらい力強く安定感を増したのか気になります。ただ昨夏の投球を見るかぎりは、試合を作って行くというタイプには見えませんでした。やはりリリーフで、力で圧倒して行くタイプかと思います。  いずれにしても、2012年度の鳥取において、西坂 凌鳥取城北)投手と共に、その成長が期待される素材。春季大会で、どのような投球を見せてくれるのか、今から楽しみです。
更新日時:2012.04.03

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