中山 雄太選手 (如水館)

中山 雄太

球歴:如水館

都道府県:広島

ポジション:投手

投打:右 / 右

身長:183.0 cm

体重:68.0 kg

学年:卒業

寸評

投手歴は短い。2年夏の大会で如水館がベスト8に残った後に迫田監督から言い渡されたのが始まりだった。8月の盆明けぐらいの頃だ。 「投手でやってみなさい、と言われました。他のポジションを奪えなかったので、投手でやるしかない!という気持ちでした」。1年春からベンチ入り。秋には背番号「2」をつけたがレギュラーにはなれなかった。最上級生になった秋。中山は決意を胸にマウンドに上がっていた。 それまで捕手など経験。2年夏の広島大会ではベンチ入りしたが、甲子園メンバーから外された。悔しい思いをしながらも大声でアルプススタンドから声を振り絞った。 最初はオーバーハンドだったが、制球が定まらなかった。周囲のアドバイスと自らの投げ込みで理想的な投げる高さを見つけ出した。サイドハンドから投げる球は130キロ台を計時していると思われる。短期間で身に着けたのはスライダー。実質、その2つの球種のみで秋季広島大会を制する立役者になった。投手になって、約1か月で優勝に導いた。 身長の割に体の線が細い感じが否めない。投球フォームも下半身と上半身がうまく連動できていない。球種も少ない。その分、十分な成長を見込める。「投手になってよかったと思っています。今後は球種も増やして、走り込んでいきたい」と意気込んでいる。 迫田監督も「投手としての体はまだできていない。でも今後、もっとよくなると思っています」と話す。過去、迫田監督が2年夏から3年春にかけて投手に転向させた投手の成功例が多くある。この中山がその仲間入りをする可能性は十分にある。
更新日時:2012.03.31

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