西岡 貴成選手 (明徳義塾)
寸評
旧チームから4番に座る選手で、豪快なフォロースルーが自慢の強打者。体格の違いはあれど、先輩の 北川倫太郎(楽天)外野手を彷彿とさせます。まだまだ先輩の域には達していませんが、豊富な経験が最終学年に花開いて欲しい一人。 (第一印象) バリバリの強打者かとおもいきや、始動は早く意外にアベレージ打者の傾向が強いのに驚きました。ただスイングの弧は大きく、下からしゃくりあげるようなフォロースルーは豪快。 (守備・走塁面) 一塁までの塁間は、4.35秒ぐらいと左打者としては早くありません。夏の高知予選の5試合でも、盗塁は0個。走力でアピールするタイプではありません。 夏の高知予選では、失策は0個。ワンバウンドするようなボールを上手く拾うなどして、そういったグラブ捌きは悪くありません。ただ守備でも走塁でも、思わぬボンヘッドをすることがあるので、そのへんは常に集中してプレーして欲しいところ。 (打撃内容) スクエアスタンスで、バランス良く構えます。タイプ的には、広角に打ち返すタイプの強打者。フォロースルーを生かして、シッカリ捉えた打球は遠くに運びます。 <長所> 始動~着地までの「間」は取れているので、速球でも変化球でも合わせやすい打ち方。踏み込んだ足元もブレないので、外角や低めの球にも食らいつけます。 大きなスイングの弧と豪快なフォロースルーを生かしたスイングの割に、バットの振り出しも良くボールを捉えるまでにロスがありません。 <課題> 打撃の準備である、トップを作るのが遅れ気味です。もう少しバットを早く引いて、トップを作ってから振り出したいところ。
更新日時:2012.12.22
将来の可能性
1年生の頃から明徳の主軸を張ってきたこともあり、技術的にはシッカリしたものがあります。対応力がある割に、豪快なスイングもできる選手。あとは、守備・走力などで見せるチョンボがなくなってくると良いのですが。一冬越えて凄みたいなものが出てくると、2013年度の高知を代表する強打者になれそうです。
更新日時:2012.12.22