
湯浅 麗斗 (生光学園)
- 短評
- 四国では久々となる「3拍子揃った大型高校生右スラッガー」として注目される湯浅 麗斗。現在、高校通算30本塁打と春先に量産が期待される逸材である。
昨秋の活躍の印象的なのは県大会準決勝の鳴門渦潮戦。初球を打ってバックスクリーンに飛び込むバックスクリーン弾を放った。さらに四国大会でも低めの変化球を打って、勝ち越しホームランと印象的な本塁打が多かった。
その湯浅を見ると歩幅が広いスクエアスタンス。グリップを肩の位置に置いて背筋を構えている。投手の足が着地したところから始動を仕掛けていき、ほぼノーステップという形で踏み出す。ギリギリまで手元で引き付けて自慢のヘッドスピードの速さで打球を飛ばす選手だ。トップの動きを見るとグリップが頭の後ろに移動しており、ヘッドも倒し気味でインコースは振りにくい形となっている。湯浅は遠心力を使いながら、アッパー気味にボールをとらえる選手。緩い変化球に対して軌道を合わせるのがうまい選手で、見逃すことなくコンタクトできる技術の高さが光る。
しかしいざ速球投手と対するときになったとき、うまく対応することができるか?気になるところである。
まだ技術的に粗削りなところがあり、少しずつ両腕を柔軟に使い、速球投手にも振り遅れない形ができると、評価が上がるタイプといえるだろう。 - 情報提供:2018.02.22
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