恩田 佑哉選手 (松商学園)

恩田 佑哉

球歴:松商学園

都道府県:長野

ポジション:投手

投打:右 / 右

身長:178.0 cm

体重:77.0 kg

学年:卒業

寸評

 サイドに近いスリークオーターから、速球をコーナーに変化球を低めに集めて討ち取るのがこの選手の持ち味。選抜の県立岐阜商業戦では、スライダーが高めに抜けてしまうなど制球に苦しみ、僅か3イニング・4失点で降板するなど悔しさの残る内容だった。 (第一印象)  現在は打たせてとるピッチングに終始しているが、体には力がありそうで、将来的には力で押すようなピッチングも望めるかもしれません。 (投球内容)  球速は、130~MAX136キロと驚くような球速はありません。しかし球威あるストレートでコースを突きつつ、チェンジアップ・スライダーを低めに集めるのが持ち味。特に左打者には、チェンジアップを多く投げ込んできます。それほど繊細なコントロールはありませんが、低めに粘っこく集めて来る投球が持ち味。クィックは、1.15秒強ぐらいと平均的。しかしパッとマウンドを外してみせたりと、マウンド捌きのセンスを感じます。 <長所>  足の甲で深く地面を捉えるために、ボールは低めに集まりやすいはず。グラブも最後まで内抱えられており、両サイドの投げ分けも安定。  腕は身体に絡んで来るように、速球と変化球の見極めは困難。「球持ち」も良く、粘り強い投球も期待できます。 <課題>  体の「開き」が早く、ボールが見やすいのが欠点。ボールが見やすいといち早く球筋が読まれてしまい、コースを突いたような球でも簡単に打ち返されてしまいます。  ボールにしっかり体重が乗せられず、そのまま体が流れてしまっています。こうなると、打者の手元までグッと来るような生きた球が投げ込めません。
更新日時:2015.05.27

将来の可能性

 実戦派を追求したい割に、まだ充分徹しきれていない。力で押すには、まだ球速不足など中途半端な位置づけ。今後どういった投手なのかの青写真を描いて、それに向かう努力を望みたいところ。現状は、どっちにも化ける可能性を感じさせる選手で、もう少し見守ってみたいと思わせる選手でした。
更新日時:2015.05.27

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