武田 啓介選手 (熊野)

武田 啓介

球歴:熊野

都道府県:和歌山

ポジション:投手

投打:左 / 左

身長:165.0 cm

体重:58.0 kg

学年:卒業

寸評

 とても小柄なのですが、勢いのあるボールを投げ込むサウスポー。球速は、常時130キロ前後は出ていそうですし、カーブやスライダーとのコンビネーションで、ポンポンと投げ込んできます。2012年度の、和歌山を代表する投手としての活躍が期待されます。 (第一印象)  きっと小さい頃から、その野球センスの高さと運動神経の良さで活躍してきた選手ではないかと思います。彼にあと10センチの上背があればと、思わせるだけの好い投手です。 (長所)  前に大きく足を逃がすことで「着地」のタイミングを遅らせ、タイミングは取りやすくありません。また体の「開き」も抑えられ、球筋も早く見極められません。投球フォームに、打ちやすさがないところは好いところ。  小さな体でも腕をしっかり振れるので、速球と変化球の見分けはつきにくいはず。体重移動もしっかりでき、ボールに上手く体重が乗せられています。そのため打者の手元まで、活きた球を投げ込みます。  クィックは1.2秒前後と平均的ですが、フィールディングの際の、最初の一歩目が速いですね。打撃も好いですし、野球センスや運動神経の良さを感じます。 (課題)  グラブは内にしっかり抱えられていますし、足の甲で地面もしっかり抑えつけられています。ただその割に制球がアバウトな点が、ちょっと残念です。もう少し指先の感覚を研ぎ澄まし「球持ち」を意識して、ボールを長く持てると制球が安定するかもしれません。  残念なのは、普段はポンポンとテンポよく投げ込んで、ストライクを取るのにも困りません。ただ勝負どころになると、中に中にと甘く入る球が少なくありません。せっかく追い込むまで良くても、要所で甘い球が行くのが残念。
更新日時:2012.02.13

将来の可能性

 体格や投球内容を見ていると、2年生ですが一冬超えて爆発的に伸びてくるとか、そういったタイプではないように思えます。実戦で強さを発揮するタイプですが、制球の甘さや単調な配球など、課題も少なくはありません。  ただプロ云々というタイプではないのですが、もう少し全体にレベルアップしてゆけば、大学などでは左腕にだけに重宝されるような気が致します。大学・社会人などと段階を踏んで、成長を見守って行きたい一人です。
更新日時:2012.02.13

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