森本 隼平選手 (中京大中京)

森本 隼平

球歴:中京大中京

都道府県:愛知

ポジション:外野手, 投手

投打:右 / 右

身長:177.0 cm

体重:74.0 kg

学年:卒業

寸評

 (どんな選手?)  投手としては、度重なる故障で評価を落としましたが、評判の高い遊撃手として夏の甲子園では登場致しました。3番・遊撃手として出場し、選抜NO.1の打撃技術と褒めた技量を何処まで伸ばしてきたのか注目してみました。 (守備・走塁面)  一塁までの到達タイムは、4.2秒前後とプロの基準レベルの脚力の持ち主です。ただ愛知予選の6試合で、盗塁は0。それだけに以前からも指摘するように、足で積極的にアピールするタイプではありません。ただ最後まで勢いを落とせず、一生懸命走ろうと言う気持ちが、プレー全体から伝わってきた点は、春よりも精神的な部分で一回り成長したのではないのでしょうか。  遊撃手としては、非常に丁寧にボールを扱い、かつ軽快なものがあります。この気持を忘れなければ、上のレベルでも遊撃手として頑張って行けそうです。元々140キロ級の球を投げ込んでいただけに、地肩も基準レベルを上回ります。ただ痛めたのもあるのでしょうが、丁寧なプレーをする選手なので、強い返球を無理にしようとはしません。選抜で心配されたスピード感も、思ったほど悪くありませんでした。将来的にも、ニ遊間を担って行ける素材だと思います。 (打撃内容)  愛知予選では、打率.455厘を残し、高い打撃技術支えられた対応力のある打撃を披露致しました。ただ甲子園緒戦の南陽工戦(2010年08月09日)では、4打数ノーヒットで結果が出ずに終り、まだまだ一定レベル以上の投手には、弱さを露呈致しました。  課題は、ミートセンスや、それを支える技術は極めて高いのに、スイングの「強さ」と言う観点では、それほど成長が感じられなかったところ。もしくは、高校の時点では基準を満たすレベルまで到達できなかった点にあります。
更新日時:2010.09.30

将来の可能性

将来的に守備でニ遊間は厳しいかなと思っていたのですが、この夏はその可能性を大きく広げたことは明るい材料となりました。更に野球への意識も向上し、丁寧かつ全力でプレーできる姿勢は、彼が伸びて行く過程で大きな手助けになることでしょう。  ただ先にも述べた通り、まだ高卒プロと言う圧倒的な能力を示すまでには至らず、「強さ」「鋭さ」を追求して今後も野球に取り組んで欲しいところです。強豪大学でも活躍して行ける野手としての資質がある選手だけに、このまま志を高く持って取り組んで頂きたいと願います。4年後には一体どんな選手に育っているのか、個人的には期待せずにはいられません。
更新日時:2010.09.30

1 Comment

  1. くり

    2024-03-18 at 9:36 AM

    選抜頑張れ!!!!!!!

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