浜田 健太選手 (市立和歌山)

浜田 健太

球歴:市立和歌山

都道府県:和歌山

ポジション:外野手

投打:左 / 左

身長:180.0 cm

体重:80.0 kg

学年:卒業

寸評

 広島にドラフト指名された 三家 和真 などと共に、旧チームから中軸を担っていた選手。レフト方向にも逆らわず、鋭い打球ではじき返す強打が自慢。夏の和歌山大会では左翼手だったのですが、強打者でも守備の動きに無駄がないのも魅力だと思います。 (第一印象)  ボールを引きつけて、甘い球が来たら一気に降り下ろす「鋭さ」を持った選手との印象を受けました。下級生から、こういった打撃ができる選手は貴重であり、最終学年での活躍に期待が持てます。 (長所)  ボールを手元まで引きつけて、上から思いっきり振りぬきます。そのためスイング軌道にもロスがなく、スパンと綺麗な弧を描き一気にボールを捉えます。  頭の動きも小さいので、目線もブレません。体の開きも我慢でき、軸足にも安定感を感じます。軸が動かないで、ボールを捌けるのが魅力です。 (課題)  左翼手としてのキャッチングなどは好いと思うのですが、地肩が弱いのが残念です。この選手が左翼を守っているのは、守備力が低いからではなく、地肩の弱さからだと考えられます。  構えたときに、クローズ気味に足を置き、グリップは体の近くに添えるという癖のある構えをします。そのため全体のバランスが悪いだけでなく、両目でボールを見据える姿勢に問題があり、的確にボールを追えていないように見えます。
更新日時:2012.02.07

将来の可能性

 打撃に関しては、右に左にセンターへと、幅広く打ち返すことができます。また始動は遅いために、いろいろな変化に対応するというよりは、狙い球を絞って、その球を逃さない打撃が持ち味。そのため、典型的な強打者タイプだと言えるでしょう。  ただ残念なのは、打撃に好いものを持っているものの地肩の弱い点。そして強打者ではありますが、けして長距離打者ではないことでしょうか。そういった部分で、活躍の場が、今後かなり限られてしまうのではないかと考えられます。打撃を更に磨いて、そこから大学などへの扉をこじ開けていって欲しいと思います。いずれにしても、2012年度の和歌山を代表する強打者に成長しそうです。
更新日時:2012.02.07

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