木村 悠人選手 (國學院久我山)

木村 悠人

球歴:國學院久我山

都道府県:東京

ポジション:外野手

投打:左 / 左

身長:173.0 cm

体重:70.0 kg

学年:卒業

寸評

 国学院久我山の4番打者で、カーブをよ~く引きつけて叩く技術と大きな弧を描くスイングが魅力の強打者。 (打撃内容)  選抜九州学院戦(2011年03月26日)では、5打数1安打の終わるも、カーブを上手く引きつける上手さと思いっきりの好い上手さと強さを兼ね備えた打撃を魅せてくれた。しかしまだまだ安定感に欠け、粗さが見え隠れしたのも事実だった。  スクエアスタンスで、グリップを高める強打者スタイル。早めに始動するスタイルで、元来アベレージ打者の傾向が強い。引き上げた足をベース側にインステップして踏み込んで来る。その足下がしっかりブレないでスイングできているので、外の球でも強く叩くことができる。  打撃のトップの形成やバットの振りだしにも大きな癖はなく、大きな弧を描いて最後もしっかり振り切って来る。しいて気になる点をあげるとすれば、回転する時に軸足が前に倒れており、身体が突っ込み気味になっているところだろうか。軸足の崩れに気をつければ、もう少し安定した打撃も期待できそうだ。 (守備・走塁面)  一塁までの塁間を4.1秒弱(プロの基準は4.2秒)で走り抜けるなど、意外に走力には高いものがある。その数字が示す通り、秋の公式戦36試合で14盗塁を決めているように、それなりに走れる脚力の持ち主だ。  右翼手としての動きや地肩に関しては、可も不可もなしと平均レベルだろうか。それほどこの試合では、際だつものは感じられなかった。守備・走力に大きな欠点はなく、打撃だけと言う選手ではないことが、このことからもわかってくる。
更新日時:2011.04.28

将来の可能性

  まだまだ粗く、未完成な選手です。しかし好いものは持っておりますので、大学などでも野球を続けて行ける選手ではないのでしょうか。やや安定感の欠ける打撃も、軸足が地面から真っ直ぐ伸びるように回転させる意識を持てば、身体が前に突っ込まずにボールを捌けるはず。軸足に安定感が出てくれば、好不調の波も少なくなるはずです。どうか夏までには、文句無しの打撃を見せつけて欲しいと思います。
更新日時:2011.04.28

寸評

ガッツ溢れる國學院久我山の4番打者。体つきは大きくないものの、スイングスピードは速く、打球の速さは光るものがある。グラウンドでは全力疾走を怠らない姿勢もしっかりしており、上のレベルでの活躍も期待できる選手である。 (打撃) スタンスはスクエアスタンス。グリップを高めに置いて寝かせて構えている。投手の足が下りたところから始動を仕掛ける。仕掛けは早めに仕掛けるタイプ。早めにトップを作り、どんな投手にも対応するアベレージヒッタータイプの仕掛けである。足を回しこむように上げていき、真っ直ぐ踏み込んでいく。バットを寝かせた状態からトップをとっていき、振り出していく。巻き込んで打つので、打球方向が限定されるタイプではないだろうか。甲子園、都大会でも引っ張りの打球が目立ち、広角に打ち分ける選手ではない。ただ流ししかできないのと、引っ張りしかできないのどちらがいいといったら引っ張ることができる選手である。振り遅れて逆方向に打つことが多い選手は上のレベルで絶対に苦しむ。この木村もタイミングとバットの振り出しによって逆方向に打ち返す技術は身につけられるのではないかと考える。そうなってくると面白みが増してくる。 (守備・走塁) 打球に対する反応はまずまずで、守備範囲の広さは平均的。球際にも強く、落ち着いた守りを見せている。地肩の強さも高校生としては基準レベルに達しており、守備力は高い。 塁間タイムは4.1秒前後と基準の4.2秒を0.1秒ほど上回っており、中々の俊足である。昨秋は14盗塁。出塁数が72だとすると、盗塁確率は約2割であり、走る意欲は感じられる。全力疾走は怠らない姿勢が魅力的だ。
更新日時:2011.04.12

将来の可能性

打球の速さ・全力疾走を怠らない姿勢・守備力の高さに光るものが感じられ、大学でも続けていける素質は感じる。現在は4番打者だが、タイプとしてアベレージヒッタータイプ。今後は高いレベルの投手にも対応できるためにもさまざまなコースに打ち分ける巧さが身につくと面白い存在になりそうだ。それができるのもヘッドスピードの速いスイングがあって成り立つもの。上のレベルで活躍することを標準において真剣に取り組んでいってほしい。
更新日時:2011.04.12

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