雁木 航平選手 (高松西)
短評
観戦レポートより抜粋(2014年7月11日) ストレートは120キロ台。スライダーとチェンジアップが110キロ台。カーブ系が100キロ台。 ただ、高松西の右サイドハンドエース・雁木 航平とバッテリーを組む多田 龍ノ介(3年・捕手・右投左打・174センチ74キロ・高松市立太田中出身)による「投球術」はそれらのハンデを補ってあまりあるものがあった。 この試合で高松西が奪った27アウトのうち、三振3・犠打2を除く22個中、なんと19アウトは内野ゴロ(うち1つは併殺)。 サイドハンドの長所である「ストライクコースからボールコースへわずかに外れる」コースに、高瀬打線は完全に翻弄された。 試合後、三塁側ベンチには4番主将の船木 光善(3年・捕手・右投右打・172センチ66キロ・三豊市立和光中出身)をはじめ、敗戦の涙に暮れる3年生たちの姿が多数あったが、序盤の2失点含め「やりきれなかった感」が残る敗戦だったことも、その要素に含まれるだろう。 ただ、これも野球の1つの形。 93球4安打無四球で今大会完封第1号につなげたこの「投球術」を高松西が継続できれば、大会前は英明が「大本命」とされていたBゾーンは、一気に混沌としたものになってくるはずだ。
更新日時:2014.07.14
佐藤 晋平
2024-02-13 at 11:34 AM
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