漆原 大夢選手 (新潟明訓)

漆原 大夢

球歴:新潟明訓

都道府県:新潟

ポジション:一塁手

投打:右 / 右

身長:178.0 cm

体重:79.0 kg

学年:卒業

寸評

 1年生の頃から、強豪・新潟明訓でレギュラーをはってきた強打者です。最後の夏も、4番・一塁手として出場。バリバリの強打者で、パワフルな打撃で勝負といったタイプです。ただ一塁手としても身の丈にあったプレーをする選手で、一所懸命動いていたのには好感が持てました。 (長所)  右方向に、強い打球で打ち返せるのがいいですね。夏の新潟大会決勝戦日本文理戦で140キロ右腕・波多野 陽介のストレートを、ライトにはじき返し先制のタイムリーを放ちました。力強いストレートにも、全く力負けしないスイングです。  腰が早く逃げてベース側にアウトステップしますが、踏み込んだ足元がインパクトの際にブレません。これにより体の開きをある程度のところで抑えられ、外角の球にも対応できます。 (課題)  始動が遅すぎるので、それでもボールに間に合わせようとするために、動作がゴチャゴチャ忙しすぎる気が致します。特に打撃の準備である「トップ」をしっかり作れないまま振り出すのが、どうしても気になります。  バットは上からボールにぶち当てるようにスイングできているのですが、バットの先端が下がってスイングしているので、スイング軌道にロスを感じます。バットのヘッドを立てる意識で振れると、もっとフェアゾーンに落とせる確率も増えるのではないのでしょうか。
更新日時:2012.01.24

将来の可能性

 完全に打撃でアピールというタイプですが、その打撃もかなり粗削り。それだけに粗さの解消を改善しつつ、一塁以外のポジションも担えるようになると起用の幅が増えそうです。ただけして動けない選手ではないですし、自分のできることは頑張って力を出してくれそうなプレーヤーなので、その辺はあまり心配していません。  どちらかというと完全な強打者タイプなので、野球だけのことを考えれば、大学よりも独立リーグ系の方が伸びるような気は致します。大学野球は、ちまちました野球で総合力が求められますから、長所を優先してくれる独立リーグのような環境の方が合う気は致します。今後の進路は存じませんが、ぜひ今後も何処かで元気な姿を見てみたい一人です。
更新日時:2012.01.24

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