柘植 亮佑選手 (静清)

柘植 亮佑

球歴:静清

都道府県:静岡

ポジション:遊擊手

投打:右 / 右

身長:175.0 cm

体重:68.0 kg

学年:卒業

寸評

 選抜の京都成章戦(2011年03月25日)では、右に左にセンターへと広角に打ち返す打撃で3安打を放って魅せた。丁寧な遊撃守備と変化球を引きつけて叩く打撃で存在感を示した新2年生を、今回は取り上げてみたい。 (打撃内容)  まだ打線でも下位を任されることが多く、絶対的な存在ではありません。また変化球に合わせる上手さと、どの方向にも打ち返す幅の広い打撃をしますが、速いボールへの対応には、まだまだ課題がありそうです。  前の足を軽く引いて構えます。どうしても速球に弱いのは、始動するのが遅すぎるのが原因で、これだけ遅いタイミングで足を引き上げていては、全国レベルのスピードに対応するのは厳しいはず。ただベース側に小さくステップした足下が、インパクトの際にブレないバランスの良いスイングには好感。  早めにトップの形を作れているものの、バットの振りだす角度が少し遠回りなのと、ボールを捉える時にバットの先端が下がってしまい、ボールがフェアゾーンに落ちにくい形で捉えているのが気になります。あとは、もう少しスイングの鋭さを追求して、力負けしないだけのものを身につけたいところ。 (守備・走塁面)  遊撃守備のフットワークやグラブ捌きは、まだけして上手いとは思えません。それでも、丁寧にボールを扱うと言う意識が感じられるのは好感。地肩も平均レベルぐらいですが、身の丈にあったプレーに徹しようと致します。派手なプレーはいいですから、堅実な遊撃手を目指して欲しいと思います。  秋の新チーム結成以来の45試合で、盗塁は僅かに2つ。その数字が示すように、走力でアピールするタイプではありません。ただ上のレベルを意識するのであれば、けして長距離打者ではないので、守備・走力での更なる成長が求められます。
更新日時:2011.04.16

将来の可能性

  新2年生の選手ですが、丁寧で自分の役割をしっかり果たそうと言う謙虚な姿勢がプレーから感じられます。この気持ちを忘れずに、力を養っていって欲しいところ。ボールを捉えるセンス、どの方向にも打てる技術は魅力であり、最終学年には東海地区を代表する遊撃手として、成長することが期待されます。  まだ打撃でも仕掛けやスイング軌道に課題は感じますが、これも、まだまだ修正できる時間が残されております。上のレベルでも野球を続けて行ける素材だけに、足下をしっかりみつめ、課題の克服に努めて欲しいと思います。今の気持ちを忘れなければ、順調に伸びて行ってくれる選手ではないかと期待します。
更新日時:2011.04.16

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