田口 蒔人選手 (山梨学院)

田口 蒔人

球歴:山梨学院

都道府県:山梨

ポジション:外野手

投打:右 / 右

身長:184.0 cm

体重:78.0 kg

学年:卒業

寸評

 主将として2011年度の山梨学院付を引っ張った強打の三塁手。恵まれた体格と腕っ節の強さを活かしたスイングから力強い打球を飛ばしていく。卒業後は帝京大でプレーする。 (打撃)  手元で押しこんで強烈な当たりを打ちこむのが魅力的。右打ちに長けており、押し込んで強い打球を飛ばすことが出来ているが、変化球の対処に課題を抱えている。  スタンスはスクエアスタンス。グリップは肩の位置に置いて構えている。腰が据わって、癖のないバランスの取れた構えをしている。投手の足が着地したところから始動を仕掛けていき、ギリギリまで引き付けてヘッドスピードの速さを活かしてボールを叩く強打者タイプ。腕っ節の強さを活かしたスイングを見せている。インパクト時に押し込みが強く、山梨大会決勝戦では140キロ近い速球に対しても力負けせず、押し込んでライトフェンス直撃の長打を放った辺りもあった。  まだ上体でタイミングを取っているところがあり、踏み込んだ下半身が崩れてしまい、安定感を感じないスイング。甘い変化球を捉えることは出来ているが、普通の変化球では空振りを繰り返しており、対応力に欠ける。 (守備・走塁)  あまり打球機会が見られたわけではないが、彼の下へ飛んだ打球の処理の仕方を見ると、守備の動きはそれほど機敏ではなく、守備範囲は広くない。地肩の強さはまずまずというところだろうか。  塁間タイムは4.7秒前後と足もそれほど速い選手ではないようだ。
更新日時:2012.02.14

将来の可能性

 腕っ節の強さを活かした強打の三塁手候補だが、木製バットでは前へ飛ばすことに苦労しそうで、この打撃スタイルで飛ばすには時間がかかりそうだ。器用な選手ではなさそうだが、ボールの食らいつきは良さそうだ。  大学では実際に木製を体感して、どうすれば打球を飛ばすことが出来るかを追求し、時間を重ねながらも、3,4年後には主軸打者として注目を集める存在に成長することを期待したい。
更新日時:2012.02.14

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