北川 広真選手 (彦根翔陽)

北川 広真

球歴:彦根翔陽

都道府県:滋賀

ポジション:投手

投打:左 / 左

身長:166.0 cm

体重:59.0 kg

学年:卒業

短評

コラムより抜粋(2017年2月11日)  投手陣では2年春から背番号1をつける北川の存在が大きい。柔軟性に富み腕の振りがしなやかで、野球を始めるのとほぼ同時となる小学4年生から投手をしている。「今のところ[stadium]甲子園[/stadium]で活躍している投手みたいに球速140km/hとかは出ないんですけど、スピードがなくてもコントロールとキレでバッターを抑えることの方が大事だと思っているので、自分はキレとコントロールで勝負するタイプだと思います」  決め球でもあるスライダーは縦でも横でもなく斜めに曲がる。身長166cm、体重59kgと小柄だがスライダーのキレの良さは捕手の大前 龍生(2年)が「最初は捕れませんでした」と話すほど。加えて両コーナーをきっちり突ける左腕で、昨年の夏の大会直前には林中 勇輝(3年)らを擁する強打の敦賀気比を相手に2失点完投。100球に満たない球数でベストメンバーの強豪を抑え込んだ。  東洋大姫路大垣日大などにも好投しているが、それら以上に忘れることの出来ない試合がある。背番号は10ながら実質主戦を任されていた1年秋、準々決勝の長浜戦で9回二死走者無し2ストライクまでリードしながら敗れた。 「前の試合の虎姫戦で2安打完封してチームも勢いに乗っている中で、粘りのピッチングで0点に抑えることが出来て、7回に点を入れてくれて後は自分が抑えたら勝てるという中で9回二死までいったんですけど、自分の甘さが出て先輩達に迷惑をかけましたし、自分の中でも1番か2番に悔しい試合でした。ベスト4入りを無くしてしまって申し訳ない気持ちでした」  勝利まであと1球の場面で投げ込んだ球はストライクゾーンいっぱいに決まったかと思われたが、審判の右手は挙がらず、そこからまさかの3連打で同点とされ、リリーフを仰いだ延長戦でチームは14回にあまりにも重たい4失点。裏の攻撃で3点を返すもあと一歩及ばなかった。近畿大会出場に大きく近づく準決勝進出を逃した冬に「最終回まで衰えることのないスタミナをつけるため冬は走り込んで、春には130球、40球投げても疲れなくなりました」と一回り成長し、この冬は連戦となった近江戦で打ち込まれた反省から連投の利く投手を目指し体作りに励む。憧れの投手は2015年夏に秋田商業のエースとして活躍した成田 翔(千葉ロッテ)。「小さくても出来ることを証明しましたし自分もそういう存在になりたいです」
更新日時:2017.03.09

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