短評
初の甲子園出場を果たした市立呉。その原動力となった技巧派左腕。左オーバーから繰り出す直球は、常時120キロ~125キロと決して速くない。手元でシュート回転する投手で、きれいなストレートを投げる投手ではないのが逆によく、低めに決まるスライダー、チェンジアップがしっかりと決まり、フルスイングをさせない投球で内野ゴロを量産させた。中国大会の準決勝では強力な
鳥取城北打線を抑え込む。終盤、8回裏に3番
瀬戸 成一郎の適時二塁打で2点、さらに9回裏に味方のミスで1点を失うが、粘り強い投球で、見事に逃げ切りに成功。
鳥取城北を破り、初の決勝進出。選抜出場へ大きく前進した。
更新日時:2017.01.30