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卒業生
丸山 和郁

丸山 和郁(前橋育英)

都道府県:
高校:
学年:
2018 年卒
ポジション:
投手・中堅手
投打:
左/左
身長:
171 cm
体重:
72 kg
データ最終更新日:2017年8月21日

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寸評

 今年の便利屋的な存在。投げては140キロ、打っては快打連発。走っては大会タイ記録となる8盗塁、守ってはファインプレー連発とまさに4拍子揃ったプレーヤーである。そんな丸山は今大会の切り札になるかもしれない。なぜならば丸山は起用できる幅が広く、監督の力量を測ることができる選手だといえるからだ。丸山を使いこなすことができれば、世界一は近づく。

(投手)

 投手としてはキレの良いストレートと曲がりが鋭いスライダーのコンビネーションで勝負する左腕。スピードは常時135キロ~140キロの直球を計測し、スライダーも120キロ前後を計測し、いずれもストライクが取れるので安全なピッチングができるので大怪我をしない。またピンチになっても動じずにストライクコースに投げ込める度胸の強さは見事であり、前橋育英の時から厳しい場面でリリーフで登場できたのはそういうのが理由にあるのだろう。

 投球フォームを見ると、開きの遅いフォームであり、テイクバックの動きが大きく、強いストレートを投げられるフォームである。ただ下半身の沈み込みが小さく、ステップ幅も狭いので、このステップと上半身の腕の振りが一致しないと、腕の振りが弱くなり、タイミングも取りやすいフォームとなってしまう。夏の甲子園ではその傾向になっていたので、気を付けたいところ。

 ただ練習試合で登板がないのが気になるところ。今大会は野手がメインかもしれないし、状況にとって登板があるかもしれない。丸山の能力を活かさないのは勿体無い。

(打撃)

 強くスイングできる選手で角度良く打球が上がれば、一発も期待できる選手だが、本質的には中距離打者だ、

 スタンスはスクエアスタンスで、グリップは肩の位置に置いてやや背中を丸めて構えている。投手の足が着地したところから始動を仕掛けていくスタイルで、ノーステップ気味に踏み込んでいく。始動の仕掛けも遅く、足もあまり上げず、打ち返す打法はよほどのパワーを持ち、さらにスイングスピードが速い選手ではないと強い打球を飛ばすことができない。

 今までこの手の打撃スタイルをした選手が木製バットに切り替わった時、対応できるまでに時間がかかった。それを踏まえると、丸山は今大会打撃面での期待は難しいかもしれない。丸山の能力を否定しているのではなく、打撃フォームの性質上、時間がかかるのだ。ただこの大会で打撃フォームに変化があれば、内容も変わっていくかもしれない。それはまた注視しながら見ていきたい。

(守備・走塁)

 守備範囲の広さは一級品。後ろへの打球、前への打球、横への打球は素早く反応できて、フェンス際での球際の強さは素晴らしいものがある。そして140キロ台をたたき出せる肩があるだけに、センターからの返球も一級品。守備固めとして十分に期待できるだろう。丸山は打撃結果を残せば、十分にスタメンに名を連ねるだけの守備力は持っている。

 そして走塁面。塁間タイム3.88秒を計測するなど、足の速さは代表選手でもトップクラス。大会タイ記録となる8盗塁を記録した丸山。群馬大会の7盗塁を合わせて計15盗塁を計測したが、相手バッテリーが分かっていて、どんなに警戒しても盗塁を成功してしまうスピードと技術は脅威だ。その盗塁タイムは3秒18とプロでもなかなか出ないスピードを出した。このスピードは維持したまま、打撃面で本格化すると、かなり怖い存在となりそうだ。

将来の可能性

 投手としての能力は高く、最初は投手としての適性があると感じていたが、野手の方が打撃面で課題はあるものの、プロクラスの盗塁技術、スピードを誇る走塁を見れば、野手・丸山の方が、持ち前の野球センス、野球勘の良さを存分に発揮できるのではないだろうか。

 日本世界一のカギは丸山をどう使うのかがカギとなる。守備固めでも使えるし、リリーフでも使えるし、代走でも使える。最も興奮する場面は、同点もしくは1点ビハインドの場面で、代走として出てきたときだろう。その時、丸山が足からチャンスを作れば、何かが起こる。切り札的な選手になってくれることを期待したい。

情報提供・文:2017.08.30  河嶋 宗一

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